黒スイカ、再び栽培に
2012年12月09日付 Radikal 紙


アンタルヤにおいて、アナトリアで失われた種子を研究し栽培を復活させる企業が、50年から60年前に失われたアナトリアの黒スイカの種子を発見し栽培の再開を成し遂げた。

アンタルヤのセリク郡カヤブルヌ村にて活動する「ゲント種苗社」は、アナトリアの大地においてかつては栽培されていたが現在では失われてしまったトマトや スイカ、メロンなど多くの野菜や果物の種子を長年の研究努力によって発見し、栽培の再開を実現している。この企業は最近、アナトリアで50年から60年前 まで栽培されていたものの今では失われてしまった黒スイカの種子を、6年以上にわたる努力の末に栽培再開を成し遂げた。

この企業の社長であり農業技術者であるアリ・ルザー・ウナルさんは、昨年初めてアナトリアの失われた黒スイカにつながる種子の育成を開始し、特にセリクやマナヴガト地域で大規模な栽培に移ったと話した。

■1年を通して栽培可能

ウナル社長は、黒スイカが夏季は高原で冬季はビニールハウスでも栽培可能であり、1年を通して食べることができると述べた。香りや栽培期間が短いといった特徴から、普通のスイカよりも優れているとも話し、「普通のスイカが50クルシュであるところ、黒スイカは80から90クルシュ 程度で販売されています」と述べた。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:28509 )