燃料密輸業者、トルコ・イラン国境に3キロのパイプラインをつくっていた!
2012年12月10日付 Milliyet 紙


ハッキャーリ県シェムディンリ郡において燃料密輸業者がトルコ‐イラン国境に3キロメートルのパイプラインを作っていた。

2年間このようにして行われていた燃料の密輸は警察と軍警察の共同作戦によって発覚した。このパイプラインは解体され、密輸業者を割り出すために、広範囲の捜査が開始された。

トルコのイラン、イラクとの国境があるシェムディンリ郡で燃料の密輸を行っていた者たちは、信じられない方法を用いていた。治安部隊が土地を捜索した際に、イラン国境内からシェムディンリ郡チャタルジャ村ニクセ台地にわたり3キロメートルの長さのパイプラインがあることが確認され、密輸業者に大きな打撃を与えるために、作戦が開始された。この作戦はハッキャーリ県警察署密輸・組織犯罪対策班(KOM)、警察特別機動隊、軍警察特別機動隊によって実現された。

問題の地域に入った警察と軍警察のチームは信じがたい密輸の方法を目にした。装甲車も加わったこの作戦において、治安部隊はイラン国境に始まり地下、および地上に3キロメートル続くパイプがニクセ台地で終わっていることを特定した。また、治安部隊の行った調査において密輸業者がニクセ台地にあるパイプラインの端に小さな精製所を建て、5000リットル容量のタンク5基を貯蔵施設として使用しており、この貯蔵施設のすぐ後ろに彼らが滞在するための、2つの部屋のある小屋があることを特定した。

■ハッキャーリ県が記者会見を行った

この問題に関し、ハッキャーリ県知事府も会見を開いた。ハッキャーリ県によって行われた会見では次のように述べられた:

「県警察署特別機動担当局と軍が2012年9月28日にわが県のシェムディンリ郡チャタルジャ村のある地域を捜索した際、チャタルジャ村の上方にあるニクセ台地で密輸で生計を立てていた人々が密輸した燃料を積み入れるために作った施設が発見された。問題の施設はイラン国境内からつづく3キロメートルの長さのパイプとつながっており、このパイプから流れる燃料は5000リットル容量のタンク5基に詰められていることが分かった。また、貯蔵施設の背後には10平方メートルほどのいくつかの部屋があり、これらの部屋の後ろからは発電機が発見された。密輸された燃料と犯罪に用いられていた物資は押収され。関係する人物の特定のための捜査が続けられている。」

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( 翻訳者:酒井 舜 )
( 記事ID:28518 )