イェニ・シャファク女性元コラミスト、32日間ハンスト中
2012年12月12日付 Radikal 紙


約2.5月カ月前、何の事前通知もなしにイェニ・シャファク紙でのコラムを終了させられたテオドラ・ドニ氏が、32日間、ハンガーストライキ中であることが分かった。

テオドラ・ドニ氏は、イェニ・シャファク紙のコラムを終了させられたことに反発を示し、ハンガーストライキを始めた。「イェニ・シャファク紙が損害を被らないよう」この問題を公にしてこなかったドニ氏の、ただ一つの望みは、この件について説明が行われることだという。
インターネットサイト「T24」でハザル・オズヴァルシュ氏に話したテオドラ・ドニ氏は、経緯を次のように説明した:「何よりもまず驚きました。そして昨日からずっと皆に返答をし続け疲れました。メフメト・アタク氏は私の状況を知ると何十人もの人にメールを送信し、私の置かれた状況を説明しようとされたようです。そしてそのメールが私のところにも送られてきたので読んだのですが、少々複雑に説明されたようで。このため誤解がないように、事実のみを知っていて欲しいと思い、お話しします。 イェニ・シャファク紙での私の最後のコラムは、9月24日付の新聞に掲載されました。その後、私のコラムは掲載されなくなりました。掲載されなかったコラムの内容は、政治批判ではなく文学批判でした。コラムを掲載しないことに関し新聞社の方から説明や謝罪、返答などは全くありませんでした。このため私は10月28日よりハンガー・ストライキを開始しました。」

新聞社の経営陣にストライキのことを通知したか否かについての問いにドニ氏は、「いいえ。知らせたくありませんでした。私はどんな圧力もない状態で、この件に関する新聞社の説明が行われることを望んでいました。しかしストライキを始めてから10日目に、友人数名が私に内緒で新聞社の経営陣にこの状況を知らせたようです。その後間接的に新聞紙上で説明を行うと言われました。このため私は21日目にストライキを中断しました。最初は水分補給さえしていませんでした。しかし説明が行われなかったため、私は再びストライキを開始しました」と言った。

ドニ氏はビタミンBと砂糖を溶かした水でハンガーストライキを続けており、医師の友人がしばしば電話をかけてきて、健康状態について話しているという。ドニ氏は「軽い痛みはあるけれども我慢できないほどではない」と言い、話を続けた:「私はムスリム(イスラム教徒)です。行われたことや送信されたメールは記録されています。嘘をついたり、根拠のない批判をしたりすることは、私にふさわしい振る舞いではありません。ただ一つ望むことは、コラムがなぜ掲載されなかったかに関する説明です。ハンガーストライキが世論に知られることも、新聞についての私の発言が曲解され、様々な所で引き合いに出されることも嫌でした。しかしアタク氏は、私の了承を得ずに多くの人に私の状況についてのメールを送りました。彼に対し腹を立てているわけではありませんが、そのようなことはしてほしくなかったですね。私の望む新聞社からの謝罪や説明が、世論の圧力を理由に行われることを好ましく思いませんでしたし、今も思っていません。」

ドニ氏は、現状をイェニ・シャファク紙の記者数人に一通のメールで知らせたこと、新聞によりその現状が多くの人に知れ渡っていることを述べた。そして、「はっきりと言えることがあります。新聞社の経営陣も、記者も、特派員も、誰ひとりとして私に電話をかけてくることはありませんでした。つまり誰も私について知りたいとは思わなかったのです」と話した。

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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:28539 )