トルコ経由のギリシャへの密入国犯、18人水死
2012年12月15日付 Hurriyet 紙


エーゲ海でまたある(悲劇の)人間ドラマがおこった。ギリシャ沿岸警備隊はこれまでにミディリ島沖で、密入国者18人の遺体を発見、9人の密入国者は未だ行方不明。

ギリシャ沿岸警備隊は金曜日、ミディリ島のテルミオ海岸沖で、波にのまれて溺れていた密入国者を救出した。

救出された20歳の密入国者は事情聴取で、トルコからギリシャへ来るにあたり、木曜日夜半に28人が小舟に乗せられ、1時間後には悪天候のせいで船が沈んだと供述した。

船に乗っていた全員がイラク人であり、亡命の手引きをするものに1人につき2000ドルを支払っていたことを明らかにした。この密入国者の供述をうけ、警戒態勢をとったギリシャ沿岸警備隊は、ミディリ島沖での捜索で18人の遺体を発見した。

行方不明であると思われる9人の密入国者の発見に向けた捜索活動が続けられている。事故後二日が経過しているため行方不明者の生存の見込みは非常に薄い。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:山本涼子 )
( 記事ID:28571 )