国産偵察衛星突厥2号、中国からの打ち上げ成功
2012年12月18日付 Hurriyet 紙


国産偵察衛星突厥2号が宇宙へと飛び立った。高解像度を誇る国産偵察衛星突厥2号が中国の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。レジェプ・タイイプ・エルドアン首相も発射センターと生中継を繋いでいるトルコ科学技術機構(TÜBİTAK)宇宙技術研究所の拠点である中東工科大で打ち上げの様子を見守った。19時39分に突厥2号から最初の信号を受信した。


TÜBİTAK宇宙技術研究所による中東工科大キャンパスでの打ち上げ生中継に、エルドアン首相を始め、ジェミル・チチェキTMBB議長、ベキル・ボズダー副首相、オルゲネル・ネジュデト・オゼル参謀司令本部長、イスメト・ユルマズ国防大臣、オメル・ディンチェル国民教育大臣、ニハト・エルギュン科学芸術・技術長官、ハヤティ・ヤズジュ関税局長官などが参加した。12月19日に打ち上げが予定されていたが、悪天候により1日繰り上げられた。

TÜBİTAK宇宙技術研究所(UZAY)とトルコ航空宇宙産業(TUSAŞ)の共同プロジェクトで開発された2.5mの解像度を誇る突厥2号は、トルコ時間の18時12分に中華人民共和国の甘粛省酒泉衛星発射センターで打ち上げられた。打ち上げの瞬間をアンカラの中東工科大に拠点を置いているUZAYで見守っていた、トルコ国民大議会のチチェキ議長やエルドアン首相らの興奮が注目を引いた。エルドアン首相が打ち上げの瞬間に、「アッラー ビスミッラー」と祈った直後、会場にいた全員が拍手をした。

TÜBİTAK宇宙技術研究所のタミル・ベシェル所長は、宇宙に飛び立ったトルコ最高の解像度を誇る初の偵察衛星である突厥2号からの最初の信号は、19時39分にノルウェーのトロムソで受信したとの報告をした。ベシェル所長は、発表で、突厥2号が今日18時25分に軌道に乗ったのち、19時39分には最初の信号を受信するのに成功し、人工衛星と地上との交信がうまくいっていると述べた。衛星はテスト作業も含め順調に稼働していることが確認できたと説明し、次の段階として明朝に衛星のパネルを開き通常作業を開始すると述べた。さらに、テスト作業が終了した後、明日には突厥2号から送られる初めての画像を受信したいと述べ、「これはチーム全員が望んでいることである。画像を受信する前におそらくいくつか準備テストを行うかもしれない。しかし突厥2号から画像を受け取れる態勢は整っている」と述べた。ベシェル所長は、最初の画像を受信する重要さを強調し、それにより衛星の役目が果たされ始めることになると述べた。さらに、衛星からの最初の画像を、まだ最終決定ではないものの、トルコで受信することになる予定だと発表した。また、衛星の打ち上げを中国で行われたことを指摘しながらも、「打ち上げは最初から最後までトルコ人メンバーによって準備されたものである。これはとても重要なことである」と述べた

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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:28603 )