国会議員、補助金改革をめぐって大統領を批判「第2弾が実施されれば大統領喚問も」
2012年12月23日付 Mardomsalari 紙

 国会鉱工業委員会の委員を務めるピールモアッゼン議員は、「補助金改革の第2弾が実施されれば、イランの国家及び国民に苦難以外の何ももたらさないだろう。なぜなら、補助金改革の第1弾で〔エネルギーへの補助金をカットし、現金による〕補助金の支給を実施したことで、国民の約9割が生活の面で苦境にあえぐことになったからだ」と述べた。

 キャマーロッディーン・ピールモアッゼン議員はイラン労働通信とのインタビューの中で、さらに「現時点で大統領は、補助金改革第2弾の実施見送りに関心を払うべきである。なぜなら、補助金改革第2弾の実施は問題を生じさせ、物価の狂乱的な高騰をもたらすからだ」と続けた。

 国会の労働会派に所属する同議員はまた、「イスラーム社会が惨めな状態に陥らないように努力せよ」という内容の、初代イマーム・アリーのハディース(伝承)に触れた上で、「補助金改革第2弾の実施は、イランという国に苦難以外の何ものももたらさないだろう。なぜなら、補助金改革の第1弾で〔現金による〕補助金の支給を実施したことで、国民の約9割が生活に苦しんでいるからだ」と語った。

 同議員はその上で、大統領は次期大統領選挙を控えて、国民の福祉を考える代わりに、他のこと、特に選挙での勝利を追求していると指摘した。

 ピールモアッゼン議員はさらに、次のように述べた。「国会が決めたことに政府は従うべきだとした革命最高指導者の指摘に留意して、補助金改革第2弾の実施は見送るよう、大統領に強く求める。それが叶えられない場合は、国会議員たちは再び、大統領喚問案を提出することになるだろう。というのも、補助金改革第2弾を実施すれば、国に多くの問題が惹起されるからだ」。

 同議員はその上で、「大統領は〔大統領に就任する際に〕法律に則った行動を誓ったにもかかわらず、法律を軽視している。議員たちは全員、大統領のこうした行動に対して強い不満を抱いている」と指摘した。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28683 )