ごみ箱からアタテュルク・・・―捜査はじまる
2012年12月25日付 Milliyet 紙


ムーラ県ダマラン郡のごみ箱からアタテュルクの肖像画と、独立行進曲(国歌)と「青年への呼びかけ」のパネルがみつかった。オズタシュ・アナドル高校のものであると判明したパネルに関して、司法捜査および行政捜査が開始された。

ダマラン郡で午後5時半頃、通行人が空港通りに設置されているごみ箱から、10枚のアタテュルクの肖像画と、独立行進曲および「青年への呼びかけ」のパネルを発見した。発見者らは非常に驚き、ダマラン郡の警察署に通報し、責任者に対して抗議した。また発見者らは共和人民党(CHP) ダマラン郡本部に電話してこのことを伝え、憤りを言葉にした。共和人民党(CHP)ダマラン郡本部長官エロル・エルトゥンチ氏、共和人民党(CHP)ダマラン郡婦人部のウルク・イェシルトゥナ会長そして党員数名は現場を訪れ、このことを問題視する市民と共にごみの中からパネルなどを取り出し、自宅へと持ち帰った。パネルはごみ箱から20メートルの距離にあるオズタシュ・アナドル高校のものであると考えられており、警察は司法捜査を開始した。
共和人民党(CHP)ダマラン郡支部のエロル・エルトゥンチ支部長は副校長と共に行った会見で、パネルを、清掃の後清掃人が廃棄したことがわかったと明らかにし、「状況がわかるや否や学校側は素早く対応し、ごみ箱のパネルの一部を回収したが、全てを回収できずに市民が発見したようだ」と述べた。ダマラン郡国民教育長メティン・エンギン氏もこの件に関して行政捜査が始まったことを説明し、以下のように述べた。「捨てられたアタテュルクの肖像画と、独立行進曲と「青年への呼びかけ」のパネルは役目を果たしたものだ。故に使用されずに処分される必要があった。しかし処分方法が適切でなかった。この件は清掃人にそういう意識(ごみ箱に捨ててはいけないということ)がなかったことが問題を引き起こしたのであり、この問題で反応を示さなかった関係者についてもしかるべき措置がとられるであろう」。

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( 翻訳者:白鳥夏美 )
( 記事ID:28692 )