中東工科大、騒然―学生5千人デモ
2012年12月27日付 Hurriyet 紙


アフメト・アジャル中東工科大学(ODTÜ)学長とエルドアン首相が会見を行った時間に、様々な大学から集まった5000人の学生が、「ODTÜは立ち上がった、AKP(公正発展党)に抵抗する」と書かれたプラカードを掲げ、デヴリム・スタジアムに向け行進を行った。

学生たちは"警察も、暴力も不要"、" ODTÜは歩みを進める、伝統は続く"、" AKPは出ていけ、大学は我々のものだ"等のスローガンを掲げデモ行進を行い、革命行進曲を歌いながらスタジアムに入った。学生たちは、" ODTÜは立ち上がった"と書かれた人文字を作り出した。また20を越える大学の学生たちが、手にプラカードを掲げてODTÜへの支持を表明した。

■アーティストや政治家も支持

学生たちの行進をムハッレム・インジェCHP会派副代表、カメル・ゲンチ国会議員、ラミ・オズゲンKESK(公務員組合連盟)会長、68年同盟からトゥンジャイ・チェレン氏のほかに、アーティストグループであるギュンドアルケンや、バンドのブルトスズルク・オズレミなど多くの音楽グループが支持した。ハジェッテペ大学から集まった100人のグループは、"大学が攻撃を受けている"として特別警備をかいくぐってスタジアムの中に入った。

■イスタンブル大学、イスタンブル工科大学でもデモ

イスタンブル大学医学部の学生もODTÜを支持するために行進を行った。このグループを、イスタンブル医師会会長のオズデミル・アクタン教授も支持した。 (イスタンブル大学の)学生たちは、事件を起こすことなく解散した。イスタンブル工科大学では、あるグループの学生たちが、メフメト・カラジャ学長が一部の大学の共同発表に署名をすることに反発を示し、マスラク・キャンパスに集まった。学長との面会がかなわなかった学生たちは、ドアに「メフメト・カラジャは辞職しろ」と書き残し、解散した。

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( 翻訳者:有田 潤 )
( 記事ID:28716 )