2012年最後の金曜礼拝、トルコ全土で「シリアのための祈り」
2012年12月29日付 Hurriyet 紙
昨日、トルコ全土のあらゆるモスクで今年最後の金曜礼拝が行われ、「シリアのための祈り」が捧げられた。
宗務庁長官のメフメト・ギョルメズ、災害緊急時対策庁(AFAD)、トルコ赤新月社、トルコ宗務財団、そしていくつかのNGOによって「冬到来、シリアのためにパンと毛布を」キャンペーンが始められていたが、一昨日ハリチ会議センターにおいて開かれたキャンペーン関連の集会で、昨日(28日)の金曜礼拝を「シリアのための祈り」にすると発表された。各モスクでは「過去とは、我々が作り上げた日々」と題し、シリア問題に関するフトゥバが読まれた。そしてシリアで罪もなく犠牲になっている市民達のため、モスク入り口に設置された透明な箱や、そこかしこに置かれたバケツや金だらいの中に、支援金が集まった。沢山の人々が支援のために列を作った。集められた支援金は、12月31日まで宗務局の口座に預けられることになる。昨日読まれたフトゥバではシリア情勢に関し、以下のようなことに述べられた。「シリアでは体制派、反体制派二つの砲火の中に取り残された子供達、女達、年老いた者達、また薬もなく治療も受けられない人達を我々は見過ごすわけにはいかない。シリアでは我々の兄弟や親類達が非人道的な惨事に見舞われている。戦火の悲惨な状況下で(人々は)毎日死と直面している。宗教、生き方、信条、世界観が何であれ、ムスリムなら、人間なら、さらにNGO、諸組織は、この傷をいやす立場にあるのだ。神が、あなた方が行った、または行おうとする支援をお認めになってくださるように!」
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( 翻訳者:濱田裕樹 )
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