2013年の今も続く、土で温める「ヒョルリュク」育児・・!
2013年01月04日付 Hurriyet 紙
アナトリアで、赤ちゃんがある一定の年齢まで土を使って育てられる「ヒョルリュク」の伝統は忘れられかけている一方で、少数の家庭では存続している。
マラトヤのチョシュニュク地区で暮らすメディネさんとスレイマンさんのウシェク夫妻は二人目の子どもも一人目の子どものように、土を使って育てており、それが健康的な方法だと主張した。
アクボアさんはというと、七人の子どもを同様の方法で育てたと言った。子どもたちのために、決してベビーパウダーを使わず、あせもに対しても土を使ったと言うアクボアさんは「土は、子どもたちを夏は涼しく冬は暖かく保つ特徴をもちます。
土を使って育った子どもは健康で丈夫になります。私たちはこのように信じています。さらに、土はあせもの発生も防ぎます。私たちはある特定の場所で土を採ります。そこから採った土をふるいにかけたあとストーブの上で煎ります。
特定の温度まで冷ました土は赤ちゃんの赤ちゃんのおしめに使われ、布でもくるまれた赤ちゃんはより快適に眠ります。おしめを取り替えるときは土は捨てられ、布は洗って再利用します。」と言った。
■専門家の視点
一方で、イノニュ大学トゥルグト・オザル医学センター小児科専攻教員のジェンギズ・ヤクンジュ教授は土の使用において注意深くなされないといけないと述べた。
ヤクンジュ教授は「土は消毒作用の特徴があるが、リスクもあることを忘れてはいけない。赤ちゃんの皮膚は非常にデリケートであることを考慮すると、土の中に何が入っているかは明らかでない。土は熱していると言われているが、この方法では細菌を殺すのに不十分である」と述べた。
現代医学は子どもが健康に育つために使い捨ての衛生的なおしめとあせも防止のクリームを提案している。
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( 翻訳者:浅野まや )
( 記事ID:28783 )