シリアでトゥルクメン系政党、設立へ
2013年01月04日付 Zaman 紙


シリアでの政権の転覆のために行われている戦闘にて重要な役割を果たしているシリアのトゥルクメン人らは、多数の代表者(議員)を擁する政党を設立する為の努力を始めた。

党則はすでに準備済みだという。さらに、今月(1月)ガズィアンテプで開かれる会合で、党首、運営委員会と紋章が決められる予定である。委員会へはシリア全県からトゥルクメン人の代表が集まる。党則ではシリアの一体性とトゥルクメン人が国家の基礎的な要素の一部を成していることが強調されている。

12月15日に始めて行われた「シリア・トゥルクメン・プラットフォーム」の会合の後、シリア民主トゥルクメン運動とシリア・トゥルクメン団の間で大筋での合同が決められた。反政府派の統一組織であるシリア国民評議会のトゥルクメン系議員、スィナン・メティシュ氏は、結成される党がシリアの分割されえない一体性の保障となりうると話した。

「シリア革命で最も活発なのはトゥルクメン人である。党結成はシリア政変をも加速させるだろう」と述べたメティシュ氏は、「国外で教育を受けてきたトゥルクメン系シリア人をも我々は政党へ招くつもりだ。アサド時代には我々は三等市民として見られてきた。トゥルクメン人は団体を結成するどころか、(トゥルクメン人の集まる)喫茶店する作れなかった。母語も話せなかった。多くの場所でトゥルクメン人であることすら口にはできなかった。トゥルクメン人は常にオスマン朝の延長であり、トルコ市民であると見られていた。これらが元で多数が収監された」と話した。

シリアのアレッポを初めラタキヤやイドリブ、ホムス、ハマー、タルトゥス、ラッカ、ゴラン高原など各地で約300万人のトゥルクメン人が住んでいる。国内で22ヶ月間続く内戦で7000人を超すトゥルクメン系シリア人が命を落としたといわれている。

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( 翻訳者:河又香留奈 )
( 記事ID:28784 )