マルマラ海・エーゲ海地方で地震
2013年01月08日付 Zaman 紙


ボアジチ大学カンディッリ気象台は、エーゲ海にあるテネドス島沖でマグニチュード6.2の地震が発生したと発表した。揺れはイスタンブル、イズミル、エディルネ、チャナッカレ、バルケスィル、テキルダー、エスキシェヒル、キュタフヤ、さらにブルガリアとギリシャでも感じられた。

エーゲ海テネドス島沖でマグニチュード6.2の地震が発生した。ボアジチ大学カンディルッリ気象台と地震調査研究所が得た情報によると、エーゲ海テネドス島の50キロメートル沖合で16時16分、マグニチュード6.2の中規模地震が起こった。海底のさらに8.4キロメートル下方で発生した揺れは、イスタンブルを含めたエーゲ・マルマラ地方のいくつかの県で感じられた。

■イスタンブル

ボアジチ大学カンディッリ気象台は、エーゲ海テネドス島沖でマグニチュード6.2の地震が発生したと発表した。揺れはイスタンブルを含めたいくつかの県で観測された。震源はエーゲ海ギョクチェ島沖であったが、イスタンブルでも揺れが感じられた。(地震により)家から通りに出た市民はパニックに陥ったが、寒さのためしばらくすると再び家の中に戻って行った。

■ブルサ

エーゲ海を震源としサロス湾で発生したマグニチュード6.2の地震は、ブルサでも混乱を引き起こした。16時20分頃に地震が起こると、ブルサ県警は警察無線から「地震が発生しました、警察官は注意してください」とアナウンスした。市民の中には地震でパニックになり外へ飛び出した人々もおり、親族や友人に電話をかけ、情報を得ようとしていた。

■イズミル

イズミルでも地震の揺れが感じられた。地震が起きた際に仕事場にいた人々は、しばしパニックに陥った。地震発生当初の状況を説明する人物は、「地震が起こった時、その場で目が回っているのかと思った。左右に揺れていた。私はホテルにおり、急に目が回っているように感じた。ホテルにいた人たちが外へ出たが、少しの間だけで、ホテルは頑丈だった。窓が揺れていた」と話した。

■コジャエリ

コジャエリでもわずかに揺れたのがわかった。特にカラミュルセル、ギョルジュク、バシスケレ、イズミト市で揺れが感じられたが、死傷者は出なかった。

■バルケスィル

バルケスィルでも弱い揺れが発生したが、現時点まで死傷者は出ていない。情報によると16時20分頃に震源不明の地震がバルケスィル市とその周辺で観測された。30秒ほどにわたる揺れはビルなどで特に感じられた。この地震はイスタンブルを始めとするマルマラ地方の各所で観測されている。

■テキルダー

チャナッカレの80~100キロメートル沖合で発生した地震はテキルダーでも観測された。トラキア地方のサロス湾で地震は起こった。トラキア地方に加えてマルマラ地方・エーゲ地方でも大きな揺れが観測された。

■チャナッカレ

チャナッカレで発生したマグニチュード6.2の地震は人々を震え上がらせた。チャナッカレのギュンギョル・アズィム・トゥナ県知事は最初の発表で、この地震による死亡者はいいと話した。チャナッカレ3月18日大学工学部地球物理工学科のアイドゥン・ビュユクサラチ准教授は今回の地震に関し、「この地震は予想されている大地震の余震ではない。それとは関係ないものであり、大地震の前兆でもない」と話した。

■エディルネ

エディルネ県のケシャン郡とエネズ郡では強い揺れが観測された。サロス湾に面する海岸があるこの二つの郡は、今回の地震で最も大きな揺れに見舞われた。エネズ郡のファティフ・バイサル郡知事は、揺れを感じたものの死亡者や被害は出なかったと発表した。さらに郡では地震による被害に関する調査が続いていると話した。

■ソフィア

ブルガリアでも首都ソフィアや国内の多くの場所で揺れが感じられた。トルコとの国境に最も近いハスコヴォでも大きな揺れが起こった。

■アテネ

エーゲ地震はギリシャでも感じられた。トルコ沿岸で起こった地震は首都アテネでもわずかな揺れを引き起こしたほか、ギリシャの多くの場所で観測された。

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( 翻訳者:白鳥夏美 )
( 記事ID:28820 )