高等教育機構(YÖK)、北イラクの大学卒者に大卒資格
2013年01月08日付 Radikal 紙


高等教育機構(YÖK)は、北イラクにある大学(卒業者)に(トルコでの)大卒資格を与えるために動き出した。北イラクへ行って教育をうけた者は、その資格をトルコにおいても使用できることになる。

トルコにある多くの大学が北イラクに学部創設の動きを見せるなか、高等教育機構も動き出した。機構は、北イラクにある大学にも大卒資格を与えるために、活動し始めた。

2011年の11月、北イラクからトルコを訪問した関係者たちは、機構との会談の中で、(北イラクの大学卒業者に)大卒資格を認められるよう要請した。会談は、平和民主党(BDP)のアディル・クルト議員が仲介し、実現した。北イラクからの関係者らは、大卒資格を求める大学について調査書類を示した。これによって動き出した高等教育機構は、大卒資格が求められている大学についての情報を得るため、トルコの在アルビル領事館に文書を送った。大卒資格が与えられることになると、トルコから北イラクへ行き、クルド語での教育の修了者が、トルコでこの資格を行使できるようになる。

さらには、これらの大学で教育を受けているPKKのマフムール・キャンプ在住の多数のトルコ共和国国籍者も、トルコへ帰国の際には同等に大学卒業の資格をえることになる。北イラクでは、2003年初頭以来、トルコ、シリア、イランから学生の受け入れを始めた。これらの国からの学生の受け入れは、アルビルに本部をもつある組織によって行われている。外国からの学生に対しては、学部によってはクルド語か英語で予備コースが提供される。卒業証書において、「クルディスタン」という言葉が使われているため、トルコは今日まで大卒資格を与えてこなかった。

■2003年から生徒を受け入れる

トルコにある大学と同等の大卒資格を求めている北イラクの大学のトップに、セラハッティン大学がある。ここでは、法学部、人文科学部、医学部、工学部、政治法律学部、教育学部、農学部、スポーツ保健学部、歯学部、薬学部、神学部、外国語学部、経済経営学部、出版ジャーナリズム学部、科学部において、教育が行われている。また別に、スレイマニエ大学である。この大学は1968年に設立され、アラビア語とクルド語で教育を行っている。この大学には、工学、医学、法律、政治、法学、農業、文学、教育、そして経済経営学部が存在する。キョイサンジャック大学はというと、2003年に設立された。アラビア語とクルド語で教育を行うこの大学には、法律、トルコ語、文学、工学、農業、そしてスポーツといった学部がある。ケルキュク大学には、法律、工学、文学、医学といった学部がある。

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( 翻訳者:森山もなみ )
( 記事ID:28851 )