イラク北部のザプ軍事キャンプから大勢のPKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)メンバーがトルコへ侵入しようとしていることが確認されたことにより14日、越境航空作戦がおこなわれた。
治安部隊は14日午前、イラク北部からザプ渓谷を通ってトルコ国境に近づいているグループがPKKメンバーであることを確認した。入手した情報によって、ディヤルバクルの第二空軍司令本部から同地域へ事前偵察のため航空機2機が派遣された。偵察飛行の後、午前11時ごろ第8ジェット基地本部から続々と飛び立った完全武装の6機のF-16戦闘機は、ハッキャーリ県チュクルジャ郡を通過してイラク北部のザプ、ハフタヌン、メティナ地域で確認された目標を爆撃した。
軍関係者は、イラク側からトルコ側へ国境を越えようとしている大勢のPKKメンバーのグループ(の存在)が確認されてから12日の間を空けて越境航空作戦をおこなったことを明らかにした。確認されたグループはザプ渓谷を通ってトルコに侵入しようとしていたという。同地域で活動するPKKメンバーのグループの移動ルートも含む計18の目標をこれまでに爆撃したことを明らかにした。イラク北部で始められた軍事作戦は同地域へ派遣されている援軍機によって継続することが提案されている。
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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:28875 )