クルド系マフィアのボス、モスクワで暗殺
2013年01月17日付 Zaman 紙


ロシアで最も有名なマフィアの首領として知られている「デッド・ハサン」ことアスラン・ウソヤン氏(76)が、銃撃に遭い死亡した。

テロ組織PKKへ武器を販売していたと言われる有名なクルド系マフィアの首領が、昨日(1月16日)首都モスクワのあるレストランの出口で銃撃を受けた。別の建物の屋根から殺し屋に狙われたものと見られ、この襲撃は裏社会における血の復讐の結果であると言われている。ロシア内務省関係者は、ロシア・インタファクス情報通信の取材に「初めに考えられるのは、別の犯罪組織との抗争による殺害ということだ」と語り、暗殺によって国内のマフィアグループ間の抗争が激化しかねないと予測懸念している。

捜査関係者は、2010年に起きたデッド・ハサン暗殺計画を指摘し、今回の襲撃の背後にも同じ組織がいる可能性があると語る。アスラン・ウソヤン氏と、グルジア系マフィアの首領、タリエル・オニアニ氏との間に対立があったことは知られている。現在もモスクワの刑務所で服役中のオニアニ氏は、2014年ソチ冬季オリンピックでのプロジェクトの分担について、デッド・ハサンと意見を異にしていた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:28903 )