■サウジとUAEの税関の間の連携が最高水準に
2013年1月17日『アル=ハヤート』
【アブダビ:シャフィーク・アル=アサディー】
UAE税関機構のハーリド・アリー・アル=ブスターニー長官は、サウジアラビアが「UAEにとってGCC諸国の間で第一の経済上のパートナーとしての地位を守った」と強調し、サウジアラビアはUAEにとって「アラブ、中東各国の水準で最重要な貿易相手である一方、UAEはサウジにとって通商上の主要な門戸とみなされる」と述べた。
同長官は両国の貿易量について「1999年から2012年上半期までは約1,940億ディルハム(約530億ドル)に到達した。またUAEのサウジアラビアからの輸入は、1,215億ディルハムに達し、サウジアラビアへの輸出は262億ディルハム、再輸出は463億ディルハムに上った」と指摘した。
またアル=ブスターニー長官は、サウジアラビア・UAE間の税関連携は最高レベルに到達し、「連携には、UAE・サウジ税関合同委員会の諸会合や、連絡班レベル、提起されたあらゆる問題についての連携会合において、この分野で成果を上げることへの熱望が支配的である」と強調し「障害や課題が生じた場合、税関連絡班や諸般の合同委員会を通じ、それらは即座に解決される」と明らかにした。
またアル=ブスターニー長官は、UAEとサウジアラビアの税関局の第5回会議後「この会合は貿易・情報交換・連携の分野での障害解消に達することを目的とする定期会合の枠内で開催されたものである。また貿易の円滑化、貿易活動への関税障壁の除去と関係がある」と発表した。この会議には、UAE側代表団はアル=ブスターニー長官が代表し、サウジ側はサウジ税関のサーリフ・ビン・ムニーウ・アル=ハリーウィー総局長が代表した。
またアル=ブスターニー長官は、今回の会議は「偽造品・粗悪品に対抗する仕組み、密輸品についての情報交換、アル=バトハーウ税関とアル=グワイファート税関の自動接続についての最新状況、フリー・ゾーンの外での国内諸工場からの不満、トラックが湾岸地域統一運輸仕様を遵守しない問題、サウジアラビア領を通過する車両への対応も議題となった」と述べた。
またアル=ブスターニー長官は「来る8月後半に、UAEにて第6回会合を開催することで合意した。会合の目的は、今回の会議で協議した課題に対処するためにとられた措置や制度を検討することである。」と述べた。
またアル=ブスターニー長官は、諸般の国際会議におけるサウジアラビアやその他GCC諸国の税関との調整、意見交換、協議は「関税局の戦略の基本的な支柱である」と強調した。
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( 翻訳者:林まり )
( 記事ID:28910 )