アラブ首長国連邦、石油生産を継続
2013年01月17日付 al-Hayat 紙


■アラブ首長国連邦は石油生産を削減しないだろう

2013年1月17日 『アル=ハヤート』

【アブダビ、ベイルート:本紙、ロイター】

昨日(16日)アラブ首長国連邦のムハンマド・アル=ハーミリー石油相は、同国は石油生産を減らす必要があるとは考えていないと述べた。この発言は、アラブ首長国連邦は(石油減産について)サウジアラビアに倣うのか、との質問に答えたものである。サウジアラビアは、国内外での需要の減少を示す動向の中で、2012年11月と12月に日量約70万バーレル減産していた。アラブ首長国連邦は、2012年10月の262万バーレル/日に対し、11月12月は260万バーレル/日の石油を生産していた。

アル=ハーミリー石油相はアブダビで行われたアラブとラテンアメリカのエネルギー相たちの会合の後、記者団に対し、市場では(需給の)均衡が取れており、若干供給が多いかもしれないが、全般的な供給は良好であると述べた。また同石油相は、世界の石油に対する需要状況がよくないということを述べたうえで、2013年にはこの需要は2012年程でないにしても上昇すると予想している、そしてこの上昇はいかに危機的状況を管理していくかによると応えた。サウジアラビアの生産は先月900万バーレル/日だったのだが、これは昨年のピークの夏頃より100万バーレル/日低下している。2012年夏期は、空調設備稼働の需要に応えるための発電拡大で国内の石油消費が最高潮に達した。

レバノンのジュブラーン・バースィール・エネルギー水資源相は、各国と国際企業に対して「5月2日に開かれる、石油・ガス探査ライセンスの取得のためのセッションへの参加を呼びかける。それに先立って2月にはその準備セッションが催される」と述べた。アブダビでの再生可能エネルギーに関する国際会合でレバノンを代表した同大臣は、アラブとラテンアメリカ諸国のエネルギー相会合で「(レバノンでの石油・ガス探鉱)部門が提供する協力と投資分野は、非常に有望である」と説明した。

また同大臣は、自国レバノンについて「レバノンは資源分野でアラブの兄弟国の中で当然あるべき地位を得ている。すなわち、レバノンが単なる資源輸入国で、GDPの15%も燃料輸入に費やす地位に留まることはあり得ないのだ」と述べた。また彼は海洋探査が完了したと指摘し「その国土の60%以上を3D調査した国家数は非常に少なかった」と述べ「北米、南米、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アラブのおよそ30の企業が入手可能な情報を引出し、大きな興味を示している」と指摘した。

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( 翻訳者:佐々木このみ )
( 記事ID:28917 )