家族制度を崩壊させる未婚男女の同棲(2)
2013年01月09日付 Mardomsalari 紙
この行動学の専門家は世代間の溝が問題であり、また社会的病理の悪化の温床の一つとなっていると指摘した上で、「昨年、60歳以上の高齢者は我が国の人口の4%を構成する一方で、24歳から35歳までの年齢層の人が人口の35%を構成していた。そしてこの年齢層の人たちが、子供の親の多くを占めているのである」と述べた。
この社会問題の専門家はさらに、「残念ながら、親が自分の子供に対して距離を置いた扱いをしたり、子供と社会的立場が異なっていたりすると、親子の間で適切な相互関係が築かれず、互いの話が理解できないという事態が生じるのである」と続けた。
同氏は、若者やティーンエイジャーは周りの人たちに影響されやすい性質をもっていると指摘した上で、次のように述べた。
親が〔自分の家庭の抱える〕社会的問題の発生要因に目をつむり、いわば問題の表面を取り繕うようなことをすると、子供やティーンエイジャー、若者たちは自分の周りの人たちの様子から、結婚生活の大変さだけを見てしまい、そのメリットには気付かなくなってしまう傾向にある。そして彼らは結婚に対して、否定的な考えを抱いてしまうのである。〔‥‥〕
フォルータン氏は、家族の中には子供に対して過保護になっているところもあることが、家庭問題の一つとなっていると指摘し、次のように述べた。「自分たちの経済状況を無視して、子供たちの不適切な願望を、きちんとした理由もなく受け入れてしまう親がいる。例えば、小学生の子供に携帯電話を、中学生の子供にノートパソコンを、高校生の子供に車を買い与えるといった行動は、子供に対する親の過保護の典型である」。
この社会問題の専門家は文化的・社会的問題こそ、社会的病理の最大の温床の一つであるとし、「工業社会の発展や都市への人口流入の増加は、若者たちによる同棲生活の増加をもたらす。例えば、〔新しい土地に〕移住すると、人は一緒に暮らしてくれる人、行動を共にしてくれる人を必要とするようになる。そのため、移住という現象は若者たちによる同棲生活の増加をもたらすと言えるのである」と加えた。
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( 翻訳者:8404151 )
( 記事ID:28922 )