タルカン、麻薬所持裁判の進捗
2013年01月23日付 Hurriyet 紙


アーティスト、タルカンの麻薬裁判で検察官が論告を行った。検察官はタルカンの治療と保護観察付きの釈放を要求した。2010年2月の取り調べで逮捕されたタルカンは、友人に麻薬を与えた罪に問われている。

有名歌手タルカンを含む17人の被告について、「使用目的の麻薬の購入、販売及び所持」の罪の裁判で、検察官が論告を行った。イスタンブル第三重罪裁判所で行われた審理には、17人中クビライ・ケスキンのみが出廷した。タルカン・テヴェトオールを含む16人は、代理に弁護士を立てた。審理ではフセイン・ カヤ検事が論告を行った。

■「タルカン、12,5グラムの大麻を所持していた」

論告ではタルカンが自宅で逮捕され、家宅捜査の結果、衣装ダンスの中の鉄製金庫から2つのビニール袋に入った状態で8グラム、贈答用の箱の中から1,5グラム、バッグの中から3グラム、計12,5グラムの大麻が発見されたことが述べられた。

■タルカンに「治療と保護観察付きの釈放」要求

検察官は、タルカン・テヴェトオールを含む被告6人について、トルコ刑法第191条第2項に従い、治療と保護観察付きの釈放を要求した。検察官は論告で、被告7 人を「麻薬の販売及び購入」の罪で刑罰を要求する一方、4人の被告は「麻薬取り引き」に関し無罪を主張した。被告が論告に対し弁論を行うため裁判は延期された。

■起訴状はタルカンに2年の懲役刑を要求

イスタンブル共和国主席検事が用意した起訴状では、歌手タルカン・テヴェトオールに「使用目的の麻薬の購入、所持」の罪で1年から2年の懲役刑が要求されている。

また起訴状ではテヴェトオールに「この罪の裁判で裁判所が判決を下す前に、麻薬並びに覚醒剤の使用者に対し治療と保護観察付きの釈放の措置、非使用目的あるいは使用目的の麻薬並びに覚醒剤の購入者、黙認者、所持者に対し保護観察付きの釈放の措置の決定がとられうる」との規定の適用が求められている。

起訴状では16人の被告に対し「麻薬の販売」、「麻薬売買の仲介」、「麻薬の輸入」、「麻薬の使用」、「麻薬の使用目的での所持」などの罪で、1年から23年の懲役刑が要求されている。

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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:28988 )