サマティヤ・アルメニア人女性殺人事件に、アルメニアロビー抗議
2013年01月25日付 Yeni Safak 紙


サマティアでの年配のアルメニア人女性に対する相次ぐ襲撃はアメリカ合衆国の関心を引いている。12月28日にマリトゥサ・キュチュクが殺された殺人事件に続き、他のアルメニア人女性に向けられた攻撃が続いたため、アメリカのアルメニアロビーが手紙をおくり、その手紙がアメリカ政府に警戒を促した。
アメリカ合衆国国務省はサマティアでの事件の展開を注視している。アメリカ側はサマティアでの攻撃と襲撃事件の背後の動機を探っている。説明を求めている基本的な問いは:「増加しつつある攻撃は、言われてきたようにトルコにおけるアルメニア人に向けられた、新たな嫌悪感の現れだろうか?」。

12月28日の殺人事件ののち、事件がアルメニアロビーとアメリカ政府の議題となった最初のきっかけは、アムネスティ・インターナショナルによる。キュチュクさんが殺されてからちょうど1週間目の1月4日に、アムネスティ・インターナショナルから、関連の市民団体に1通の電子メールが届いた。
これに基づき、アメリカ・アルメニア国内委員会(ANCA)は、アメリカ国務省と連絡し、サマティアでの事件を追跡するよう要求した。
12月28日の殺人事件とその後の経過をトルコの新聞・テレビがどこも報道しなかったこともアメリカ人を戸惑わせた。トルコのメディアがサマティア事件のニュースを、意識的に取り上げなかったのか否かについても説明が求められている。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:29016 )