バクーで一昨日、歴史的な決定がなされた。トルコ・アゼルバイジャン・キルギスが、「ユーラシア軍警察隊」の創設に合意した。これにはカザフスタンとモンゴルも加わると見られている。
トルコ・アゼルバイジャン・カザフスタン・キルギス・モンゴルの間で、「ユーラシア軍警察隊」創設に向けた取り組みが最終段階に入った。アゼルバイジャンで交渉にあたった軍警察総司令官のベキル・カルヨンジュ陸軍大将は、一昨日行われた「ユーラシア軍警察隊」創設会議に参加した。会議にはカルヨンジュ陸軍大将の他に、開催国アゼルバイジャンの国内軍司令官のザキル・ハサノフ陸軍少将、キルギス軍警察総司令官のソヴェトベク・アルバイェフ大佐も参加した。会議への参加が見込まれていたカザフスタンとモンゴルの代表者は参加しなかった。
三ヶ国の代表者の間で行われた会談の後、「ユーラシア軍警察隊」の正式な創設と、本部をアンカラに設置することが決定した。この5か国間の関係の強化、相互の連携と協力関係確保を目的として創設される「ユーラシア軍警察隊」に関する合意文書は2011年6月に調印されていた。また、会議の後に軍警察の司令官らは、故ハイダル・アリイェフ元大統領の墓や、バクーの戦没者通り、バクー・トルコ人戦没者墓地を訪問した。トルコ人戦没者墓地で行われた式典で記念碑に花を添えたカルヨンジュ陸軍大将は、「聖なるトルコ民族の英雄の子孫である親愛なる戦没者たちよ。気高き理想のために命を犠牲にしたあなたがたは、私たちの歴史の金色のページに名誉を与えてくれた。気高きトルコ民族は、あなたがたの叙事詩のような闘争と武勇をいつも恩と感謝の気持ちを持って思い出すことでしょう。親愛なるあなたがたの記憶の前に、敬意をもって首を垂れます。あなた方の魂が幸せでありますように」と書いた。ベキル・カルヨンジュ陸軍大将はアゼルバイジャンのラミル・ウスボフ内務大臣と、メディア非公開の会談を行った。
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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:29032 )