情報省、記者らの逮捕について声明を発表
2013年01月31日付 Mardomsalari 紙

 情報省は抑圧諸国に属するメディア・ネットワークの関係者らを特定し、逮捕したことについて、声明を発表した。

 イラン学生通信(ISNA)によると、この声明には次のようにある。

めでたきファジル10日間〔※1月31日から2月9日までのイスラーム革命記念日前夜祭〕を目前に控え、〔‥‥〕高貴なるイスラーム的イラン国民に悪意をもつ者たちや外国人による、いかなる侵入・介入とも闘うという自らの法的義務・責任にもとづき、本省が抑圧諸国のメディア・グループに通じた最大級のメディア・ネットワークの摘発に成功したことを、偉大かつ誇り高きイラン国民にお知らせする。

このネットワークは、イギリス政府の心理作戦機構(いわゆるBBC)によって、88年の反乱〔=2009年大統領選挙後の抗議運動〕の際に得られた経験を活用し、また一部の西洋諸国の協力を得る形で、運営されてきたものであり、〔‥‥〕数ヵ月間にわたって「時のイマームの無名戦士たち」〔=情報省の諜報員たち〕の監視と追跡を受けていた。そしてついに、〔‥‥〕必要とされる情報の収集と司法上の証拠集めが完了したことで、〔当局による〕法的処分を受けたのである。

これに関し、事情を以下の通り指摘する。

1.〔‥‥〕逮捕された者たちがイギリス政府による心理作戦ネットワークと通じていたことについて当局が集めた情報は、完璧な裏付けを有した堅固なものであり、容疑者の自白以上に、外国人たちによるメディア組織の本質を物語るものとなっている。

2.このネットワークに通じていた(国内外の)分子が多数に上ることから、またこれらの分子が同ネットワークとの間で有していた接触や提供していた情報の種類・レベルに違いが存在することに鑑み、これらの分子の中には同ネットワークが外国に由来するものであることを知らなかった者がいる可能性もある。よって、今後の捜査継続の過程で、ネットワークと通じていたその他の者たちを当局に召喚ないし拘束する可能性や、またすでに逮捕された者たちのなかから釈放される者が出てくる可能性もあるだろう。

それゆえ、本省としてはこのネットワークに属している最後の一人を取り調べるまで、この〔違法ジャーナリストらの検挙の〕流れは続けられるということを確約する。抑圧諸国の心理戦装置によってメディア上で繰り広げられる〔イラン非難の〕騒動や、同陣営に属する、いわゆる人権団体〔の反イラン・プロパガンダ〕、そしてさまざまな急造インチキ組織による山のような声明によって、「時のイマームの無名戦士たち」の意志がゆらぎ、現在の対応にブレが生じるようなことは、決してないだろう。

〔‥‥〕


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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:29095 )