行方不明となっていたアメリカ人サライ・シエラさんの遺体が（イスタンブル・ファーティフ区の）ジャンクルタランで発見された。
11人が事情を聞くため警察署に連行された。シエラさんは殺害された後発見場所に運ばれた可能性があると見られている。

行方不明となっていたアメリカ人のサライ・シエラさんの遺体が、ジャンクルタランで発見された。シエラさんは1月21日以来音信不通となっており、警察は数日をかけて情報セキュリティシステム(MOBESE)と監視カメラを精査していた。情報によると、警察は今日（2日）の夕方、これらの映像からシエラさんの居場所を特定した。多くの警察チームが現場に派遣され、ジャンクルタランにある城壁の下の通廊内でサライ・シエラさん(33)の遺体を発見した。検察と警察が事件現場の捜査を進めている。警察は、周辺の11人から事情を聞くため警察署に連行した。シエラさんが頭に傷を負っていたことが明らかとなり、警察はシエラさんが殺害された後現場に移された可能性があると見ている。

■シエラさんの宝飾品はそのまま

アメリカ人サライ・シエラさんの遺体発見に関連する情報の明確化が始まった。警察筋からの情報によると、MOBESEと監視カメラの映像を精査した結果、シエラさんが1月21日13時15分にスィルケジからサライブルヌに向かって歩いていたことが確認された。この若い女性はその後映像には一切残っていなかった。このため今日、数十人の警察が、女性が最後に目撃された場所から着手して、周辺地域での捜査を深めた。この捜査中、夕方に遺体がジャンクルタランの城壁の下で発見された。遺体のそばには毛布があったため、シエラさんが殺害後この場所に移された可能性があると見られている。

■レイプの痕跡はなし

アメリカ人サライ・シエラさんの遺体発見に関連する情報の明確化が続けられている。警察筋の情報によると、この若い女性の遺体への最初の調査では、レイプの痕跡はなかったという。さらに調査が行われ、シエラさんは行方不明となった1月21日に着ていた服を身に着けていたことが明らかになった。

■目撃者の女性から「シエラさんの遺体は車で捨てられた」との証言

アメリカ人サライ・シエラさんの遺体発見後、1人の女性が警察署にやってきて、目撃者として証言した。
匿名を希望したこの女性は、「火曜日（1月29日）の夜、城壁の下に1台の車が止まり、中年以上の男が後部座席から何かを出し入れするのを見た。このときに片腕が見えた」と述べた。
アメリカ人サライ・シエラさんの遺体がジャンクルタランで発見された後、女性が治安担当局を訪れて証言した。証言の後、新聞記者らに会見を行った匿名の女性は、「ガイレッテペに住んでいます。火曜日に兄弟と食事に行き、帰り道の23時から23時半の間に、城壁の下に１台の車が停車しており、中年以上の１人の男が後部座席から何かを入れるか出すかしているのを見ました。このときに片腕が見えました」と述べた。
なぜ火曜日の夜に警察に行かなかったのかと尋ねられると、「娘に止められました。私が運転していたので、『お母さんの見間違いよ』と言われ、ナンバープレートも確認できませんでした。アメリカ人女性の遺体が見つかったことを報道で知り、警察に来て証言をしました」と話した。

■アメリカ人女性の遺体は遺体安置所に

アメリカ人サライ・シエラさんの遺体は約4時間半にわたる調査の後、サマトヤのイスタンブル教育研究病院の遺体安置所に移された。

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（ 翻訳者:永山明子 ）
（ 記事ID:29113 )