トルコ航空国内線、6路線をのぞきアルコールサービス廃止
2013年02月11日付 Radikal 紙
トルコ航空(THY)の国内線で、6つの路線を除く機内ではアルコールサービスが廃止されたことがわかった。
トルコ航空は、「需要の低下」を理由に、国内線のビジネスクラスで提供されていたアルコールサービスを6路線以外で廃止した。ヒュリイェット紙のトルガ・ オズベク氏の記事によれば、トルコ航空は、直近の1年間において、どの路線で旅行客が何を注文したかを調査し、イスタンブル、イズミル、ボドゥルム、ダラマン、アンタリヤ、そしてアンカラの路線以外の飛行機で、ビジネスクラスのサービスからアルコールサービスを廃止した。
■デメト・アカルンのツイッターから発覚
事態は歌手のデメト・アルカンのツイッターでの発言から発覚した。イスタンブルからアダナに向かうためトルコ航空を利用したアルカンは、「トルコ航空のアダナ便ではアルコールサービスがなかった!どうもいくつかの国内線の路線から(アルコールサービスが)なくなったみたいだ!前の座席の旅行者たちは抗議していた」とツイッター上でつぶやき、それ(トルコ航空がアルコールサービスを廃止したということ)をフォロワーと共有した。
トルコ航空の正規の国内線ビジネスクラスにおけるサービスの中に、アルコールは先週まで含まれていた。専用のカートに入れられたアルコール飲料は、ビジネスクラスのある旅客機では、他のサービス品と共に航空機に積まれていた。
■外国人旅行客が抗議
トルコ航空の経費削減のため、航空機に積まれていたサービス品のうち幾つかが変更となった。しかし、これが実行されたことで、外国人旅行者たちの反感をかうことになった。外国人旅行客は、国際線の(トルコ航空の)飛行機ではアルコールを飲むことができる一方で、国内線ではサービスとしてアルコールが提供され ないという事態に直面して困惑している。
さらにこのような状況で、一般的にキャビンアテンダントが「機体にアルコールを積むのを忘れてしまったようで」と言うことが、別の議論を引き起こしてしまった。
トルコ航空は、アルコールの需要が非常に低いいくつかのアラブの国々とイランへ飛行する航空機においては機体にアルコールを積んでいない。
急激な旅行客の増加において、サービス品の多様化と品質の高さが重要な役割を果たしてきたトルコ航空で、このサービスの縮小がどのような結果をもたらすのか、注目されている。
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( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:29226 )