イエメン:FAOが貧困諸国のための基金の設立を決定
2012年2月7日『アル=ハヤート』
【サナア:イブラーヒーム・マフムード】
国際連合食糧農業機関(FAO)のジョゼ・グラジアノ・ダ・シルバ事務局長は、FAOが、イエメンを含む貧困諸国における食料安全保障分野を支援する基金の設立を決定したと発表した。同事務局長は昨日(6日)サナアで開かれた記者会見の中で、すべての国に対し、貧困諸国における食の安全保障分野の改善に貢献するようなやり方で、この基金を支援するよう呼びかけた。同氏は、本基金がアラブ首長国連邦の合意とサウジアラビアの歓迎の意を得たと明らかにした。それは、本基金が政策を実施するために、食料安全保障において支援するためだという。
同事務局長は、FAOにより作成された世界飢餓マップは、世界で8億人以上の人が現在も食糧不足で苦しんでおり、アフリカの角に位置する国々やいくつかのアラブ諸国の飢餓で苦しむ人々の割合が、紛争の結果、いまだに上昇を示している、と明らかにした。また同事務局長は、ここ数年の食料安全保障は芳しくなく、FAOは農業生産の改善と開発、水の管理、当該諸国に農家に提供される方法技術において、貧困諸国の援助を義務だと考えていることに関心を寄せた。
国連高官は、事務局長のイエメン訪問は、開発・政策支援と、食料を確保を成功に導く政策策定の支援提供が目的だった、と述べた。続けて、イエメンの農業セクターの優先事項、特に食の安全保障問題に関する作業計画の調印が完了し、FAOは向こう2年間の間にその作業計画を実行するだろう、と指摘した。
この作業計画にはたくさんの措置が含まれている。特に、人道的に不可欠なものの改善、食糧制度の開発、辺境地における生活改善、水資源の持続可能性とその管理の改善、地下水の貯蓄の維持、そして蜂蜜、蜂、ナツメヤシ、乳製品の生産支援を通じたて農民状況を改善することに加え、魚の養殖とその品質向上、技術支援の提供、能力開発、農業・漁業研究センターの支援、政治的安定に貢献する食糧支援の重点化がある。
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( 翻訳者:今中航 )
( 記事ID:29235 )