トルコ・レスリング協会会長「レスリングはオリンピックの屋台骨」
2013年02月12日付 Radikal 紙
トルコ・レスリング協会(TGF)のハムザ・イェルリカヤ会長は、「今は、確定情報でも、最終決定でもありません。5-10名のメンバーが『手にしただの、決めただの、出すだの』と言う権限はありません。これは国際オリンピック委員会(IOC)が下しうる決定です」と述べた。
レスリングは近代オリンピックが始まった時、最初の5つに入っていた種目であると述べる同会長は、「こういったことが理事会で論じられることでさえ間違っています。我々は友好国と共に然るべき行動に出ます」と語った。
「レスリングはオリンピックの背骨です。背骨無くして身体が地に立つわけがありません」と発言したイェルリカヤ会長は、国際レスリング連盟(FILA)が当問題において細心の注意を払いながら対処し、結果的に勝利するのはレスリング側であると強調した。
同問題に関し国際的協議を行うと明言した同会長は、「アメリカ合衆国、ロシア、韓国、中国、イラン及びアゼルバイジャン」の主要種目はレスリングです。我々はこういった決定が適正であるとは考えておりません。同問題は、単なる噂にすぎず、そうであり続けることを願っております。我々は2005年にも似たような状況に直面した。同様の事が論じられることが適正であると思いません。決してこういった事を許してはなりません。こういった過ち及び思惑が断念されるよう我々は取り組んでいきます」と発言した。
■ 「レスリングのないオリンピックなど言語道断」
IOCの構想に基づきオリンピック種目に選抜されたと明言するハムザ・イェルリカヤ会長は、「しかしレスリングは、展望、使命、歴史に溢れた種目です。我々は人類誕生より存在するレスリングやオリンピックの最初の種目に言及しているのです。これは月並みな種目或いは組織ではありません。こういった事件が起こらぬよう願いたいものです。我々は当問題に関して2004年、2005年にもこういった事を耳にしました。当時の議論で10階級から7階級へ落としたそうです。現在、当問題において5階級へ落とすというような状況になっているのでしょうか、これにつきましても時節が来れば分かるでしょう。我々は自身の取組み、活動を貫徹致します。2020年度オリンピックでイスタンブルが有力候補地に挙がっています。イスタンブルで実施されるかもしれないのに、レスリングのないオリンピック2020年など言語道断です」と述べた。
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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:29247 )