ハタイの国境門の爆発現場を閣僚訪問
2013年02月11日付 Hurriyet 紙

ハタイ県レイハンル郡ジルヴェギョズの国境ゲートを訪問し、視察を行ったムアンメル・ギュレル内務大臣、サドゥッラフ・エルギン法務大臣、ハヤティ・ヤズジュ関税通商大臣がハタイ空港で会見をおこなった。

サドゥッラフ・エルギン法相は、爆発で亡くなったトルコ人の数は4人であることを明らかにした。エルギン法相は、爆発は14時37分に税関ゲートの21メートル外で起きたと語り、「(爆発した)車両が(監視カメラの)映像記録に写ってから20分後に爆発が起きた。爆発で13人が亡くなりました。その内4人がトルコ人で、26人の負傷者が出ました。この事件の死者に関する身元確認作業をおこなっています。9人が身元確認中です。26人の負傷者のうち 11人は軽傷だったが、15人は入院して治療しています。負傷者のうち8人の状態は深刻で、そのうち3人はトルコ人です。確かにシリアから車が来たが、トルコ側の記録にはこの車両は記載されていません。事件に関連する情報と発見があり、(捜査は)大きな進展を遂げています。入手した情報を私たちは今後共有します」と話した。

ムアンメル・ギュレル内相は事件後に様々な憶測があることは知っていると語り、「私たちの最初の会見で伝えたことですが、爆発を起こした車は間違いなくシリア方面から来た。その車が14時17分に駐車したことは判明しています。その20分後に爆発が起きました。強烈な爆発であったことが分かっています。この事件は発生直後から、共和国主席検事の担当となり、同時に軍警察から応援が送られるかたちで警察部隊が事件現場を捜査し、他の全ての専門スタッフが事件に関連する証拠を収集しました。諜報機関や社会保障省の担当大臣らによる広範囲の調査によって、身元確認が行われています。現在のところ最終的な調査結果があがってきていないため、あなた方(報道関係者)に身元や捜査の進捗状況は公開しておらず明らかにする状況にはありませんが、近日中にこの件についてあなた方に必要な会見を行う予定です。あらゆる措置が取られている状況であり、現在の私たちのコメントもこれに応じて準備しています。ハタイ県知事とこの件を再び精査するとともに、私も国民や、ハタイ、レイハンル出身の同胞に対し、一日も早い回復を望み、亡くなった同胞にアッラーのご加護があることを願っています」と語った。

またハヤティ・ヤズジュ関税通商相は以下のように語った:

「このような13人が亡くなった恐ろしい事件のすぐあと、当然のごとく税関ゲートについて、貿易に関連して言及することは全く意味がないし正しくもありません。しかし、ある期待があり私は簡潔にそれらをあなた方(報道関係者)と共有したい。このゲートはトルコの重要な国境ゲートの一つであり、爆破は保税地域の20 メートル外の緩衝地帯で行われました。もちろん、この爆破により、2007年に近代化して活動を始め、BOTモデルの一環としてトルコ商工会議所連合(TOBB)の税関観光の運営を通じて活動を継続した近代的な国境の技術的機器は極めて大きな損害を被りました。これらが今後も使用できる状況かどうか、それを知る状況にはありません。なぜなら、緩衝地帯での司法手続きによって取られた措置により出入りが禁止されているからです。この(調査)プロセスが終了したら、もちろん私たちの技術チームとTOBBのチームが待機しています。これらの調査を行います。技術的な設備がサービスを提供するのに適した状況であるならば直ちに、そうでなければ最短で(通関を)再開し、この地帯を行き来する一日あたりおよそ150 台の長距離輸送用大型トレーラー(TIR)の通行を保障します。治安対策はより大がかりなものにします。おそらくトルコへの直接的な入り口で関税通商省のみが所有する移動型X線検査機、車両検査機などもこの国境検問所に設置します。」

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:29294 )