日本の首相、オバマ米大統領と会見「中国に屈しない」
2013年02月23日付 Yeni Safak 紙
日本の安倍晋三首相は、東シナ海に浮かぶ諸島に関して、中国に屈しない姿勢を示した。
アメリカの首都ワシントンを訪れた安倍首相は、米戦略国際問題研究所で講演した。安倍首相は講演の中で、「尖閣諸島の領有権に対する中国の挑戦は、容認できない。我が国の決意を試すようなことはしないでいただきたい。日米同盟に不信はない」と述べた。また、尖閣諸島問題をエスカレートさせるつもりはないとの姿勢を示し、「こちら側のドアは中国の指導者に向け常に開かれている」と述べた。
安倍首相は中国との関係を重要視しており、相互の利益のために協同していけると強調。そして、国際法と歴史的に鑑みて、尖閣諸島は日本固有の領土であり、1971年から1985年の間には誰も尖閣諸島の領有権について声を発しなかったと語った。アメリカは、1970年に尖閣諸島を日本に返還している※。
※訳注:原文まま。尖閣諸島のアメリカからの返還は1972年。
日本が治める尖閣諸島を固有の領土であると示すことに、中国は大きな反発を示した。中国籍の船や飛行機が尖閣諸島周辺を周回していることに対し、日本側では反発の声が高まっている。中国政府はこの諸島を釣魚島(魚釣島)と呼び、領有権を主張している。この諸島は、自然資源と水産資源が豊富な場所である。
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( 翻訳者:松永拓人 )
( 記事ID:29343 )