国家議員「政府の示す数字は非現実的」
2013年02月26日付 Mardomsalari 紙
国会の計画予算委員会のガーデリー議員は、補助金改革によって今年〔2012年3月20日〜〕、14兆トマーンの赤字が生じたと指摘し、「この赤字を埋めるために、〔その他の用途に充てられた〕予算か、あるいは他の機関〔が保有する資金〕が強制的に徴収された。国会が2013年度予算法案を審議する中で、補助金改革の第2弾の実施にゴーサインを出すとは考えられない」と述べた。
ジャアファル・ガーデリー氏はメフル通信とのインタビューで、過去7年間で600万もの雇用を創出したと大統領が主張していることについて、「大統領は昨年240万、一昨年前に160万の雇用を創出したと主張している」と指摘した上で、「しかし、毎年50万以上の雇用が創出されたと考えることすら困難だ。イラン統計センター自身、報告の中で270万人もの失業者がいることを認めている。〔‥‥〕」と述べた。
同氏はまた、補助金改革ではいかなる予算不足も生じていないと大統領が主張していることについて、「われわれの知る限り、補助金改革による〔燃料費などの〕価格引き上げで得られた収入は28兆トマーンにすぎず、政府は約7〜8兆トマーンを〔その他の用途のために計上された〕予算から、4兆トマーンをその他から引き出し、補助金改革の財源に充てた。つまり、政府は14兆トマーン〔※ママ〕を〔その他の用途のために計上された〕予算やその他の機関〔が保有する資金〕から強制的に徴収して、補助金改革に流用したのである」と指摘した。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:29365 )