アサド大統領、トルコを非難―「紛争停止させたければ、エルドアンを止めろ」
2013年03月04日付 Milliyet 紙
アサド大統領によると、シリア国内の紛争を終結させるために何が必要かというと・・・・。
英サンデータイムズ紙のハラ・ジャベル氏は、シリアのバッシャール・アサド大統領と行ったインタビューの後BBCにてその印象を語った。ジャベル氏はアサド政権と決別しそうな指導者というような印象は与えなかったと述べた。およそ2年前もルポを行ったジャベル氏は、アサド大統領がこの間に変わったか変わらないかという質問に対し「変わっていない」と答えた。また、アサド大統領が彼にシリアや世界中で起きている 政治的発展ををよくわかっているという印象を与えたことも付け加えた。
ルポにおいて、アサド大統領は反体制派と協議したいという希望を繰り返す一方、トルコを含む数か国に対し、そのシリア政治を厳しく批判した。アサド大統領は次のように述べた。「もし一か国でも本当に、私はこの「本当に」という言葉を強調しているが、シリアを援助し我が国の紛争を止めるための支援者となりたいならば、なすべきことは一つある。トルコへ行くことだ。そしてエルドアン大統領と会談し、彼にシリアへテロリストを忍び込ませず、武器を送ることをやめ、そしてそれらのテロリストへ行っている物資援助もやめろ、ということだ。サウジアラビアとカタールにも行けばいい。これらの国に対しシリアにいるテロリストへ物資援助をやめるよう言えばいい。」
アサド大統領は、シリア国内の反体制派 らとの対話したいと主張する一方、このためにまず彼らが暴力をやめる必要があることを述べた。また、シリア政府に対する数多くの反政府派グループには強いリーダーはいないと話し、これらのグループの「真のリーダーシップ」は財政援助と武器を供与しているトルコやカタール、サウジアラビアがとっていると、主張した 。
イギリスに対しても厳しい批判をしたアサド大統領は、反体制派らへ武器援助を主張しているイギリス政府がシリア問題において「単純で、非現実的な形で行動している」と指摘した。イギリスのウィリアム・ハギュー外務大臣はというと、ルポに関する発表を行い、アサド大統領を「空想主義者」だと非難した。
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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:29418 )