タルカンの世界女性デー、辛辣メッセージ「いったい何が祝えるのか?」
2013年03月08日付 Milliyet 紙
ポップミュージックのスター、タルカンが、3月8日の世界女性デーに辛辣なメッセージを発信した。
3月8日の世界女性デーは、実際、すごく深い傷を負った気が重い日だと思っている。僕としては祝うような日じゃないと思うんだけど…。
母親や母性を神聖視するこの社会で、男性たちは残念ながらいまだに女性を、娘を殺しているんだ!この矛盾は理解できない!
母親や母性を神聖化するいっぽうで、別の母親や将来母親になる女性たちを拷問したり暴力をふるったりする。徹底的に女性を最期まで搾取し続ける。彼女たちの自由を奪っているんだ。
神聖視と[家の]名誉との間でどうしていいかわからない男たちが、暴力にまかせる病的な心理だよ、これは…。
一度こうした心理が形成されると、自分の存在だけを認めるようになって、周りの女性に対して、自分の許可や承認できる範囲から外に出ること、成長したり、考え たり、感じたり、話したりする機会を認めなくなるんだ…。自分が理解できない状況に対峙すると、自身の考え方が認めるあらゆる理由にかこつけて、彼女らに暴力を振るい、あるいは殺してしまう。時には生き埋めにだってしてしまうんだ…。
今日を祝うためには;
男性による虐待を受けているすべての女性たちの傷を癒すこと、死や暴力のリスクから救い出すこと、低年齢の花嫁を救うこと、あらゆる女性の自由の確保が必要である。
法律が、暴力を受けている女性たちをより一層支えることが必要である...。
皆が女性たちに行われている暴力に対して意識的になり、最後まで戦うことが必要である。
3月8日はこのようにできて初めて「祝日」になるんじゃないかな...。
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( 翻訳者:鈴木直子 )
( 記事ID:29448 )