現物取引によるガス輸入で、トルクメニスタンと合意
2013年03月07日付 Jam-e Jam 紙

【同紙4面】貿易振興機構の欧米局局長は、イラン・トルクメニスタン間で交わされたガス輸入の現物取引に関する合意に言及し、次のように述べた。

イランのトルクメニスタンからのガス輸入代金の一部は、現物商品によって同国に支払われることになった。

 アブドゥルハミード・アサディーヤーン同局長はISNA(イラン学生通信)とのインタビューで、イランは年間約30億ドルのガスをトルクメニスタンから購入している[*]と述べ、「イランはトルクメニスタンからのガス輸入代金支払いの一部に、現物商品をあてることになった」と付け加えた。
[*]イランは天然ガスの産出国であるが、ガス油田は南部に多いため、北部でのガス需要の多くは、トルクメニスタンからの輸入によってまかなっている。

 さらに、同局長は、先週、トルクメニスタンの首都アシガバード(アシハバード)で行われたイラン企業の製品展示会の成功に触れ、次のように明かした。

20社のイラン企業が出展したこの展示会は、1400平方メートルにおよぶ会場で開催された。開会式には、イラン側から外交担当副大統領が出席し、トルクメニスタンの経済相と外相も列席した。

 アサディヤーン局長は、同展示会が3日間に渡って行われたことに言及し、次のように述べた。

我々は、2ヶ月前に交渉団をトルクメニスタンに派遣した。これまでに行われた話し合いについて言えば、イランとトルクメニスタンは、ガス輸入の現物取引に関して相互合意に至ったと言える。


 同局長は、また、今年(2012年3月~2013年3月)、キルギスタン・カザフスタン・ロシア・トルクメニスタン・タジキスタンといった各国それぞれと共同会議を開催したと述べた上で 、「本局が対象としているのはCIS諸国、ヨーロッパ、アメリカ大陸の3地域であるが、今年はCIS諸国への働きかけに力を注いだ」と振り返った。

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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:29490 )