ハラールミートの検査で豚肉みつかる―ノルウェー
2013年03月15日付 Radikal 紙


ヨーロッパ全土に広がった馬肉混入事件のあと、食品検査を強化した調査チームだが、ノルウェーにおいて驚くべき事態に直面した。ハラ―ルミート(イスラームの規則に則って処理された肉)から「事故とはみなせない程大量」の豚肉が検出されたのだ。

ノルウェーの食品検査チームは、ハラ―ルミートの製造を行っている会社が市場に出荷した肉の中に、かなりの量の豚肉が混在していたことを明らかにした。

ヨーロッパのほぼ全ての国で秘密が露わとなった馬肉混入事件の後、ヨーロッパ諸国は政府の食品検査チームによる食品の検査を強化した。ノルウェーでも検査が行われた結果、ハラ―ルミートに大量の豚肉が検出された。ノルウェーの食品検査センターはこれを受けて刑事告訴することを決定。ハラ―ルミートにとって絶対にあってはならない豚肉がこれ程大量に検出されたことは、「事故」ではなく、非常に大規模な事件へと発展する可能性が高いことを明らかにした。

ノルウェーの食品検査センターは、ヨーロッパ諸国のケバブ屋に卸されたこの食品の内、5%から30%の割合で豚肉が混入していたことを明らかにした。

豚肉が混入した食品を製造したノルウェーのクラース社のケネース・クラース社長は、事件の原因は自社ではないと述べる。ハラ―ルミートのために購入した肉はハラ―ルの作法に則って屠殺を行う屠殺場から納入されており、このことは納品書兼請求書によって極めて明瞭な形で証明できると語った。

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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:29494 )