イスタンブル・ボスフォラス第3橋、工事はじまる
2013年03月28日付 Milliyet 紙

イスタンブルに建設される予定の第3ボスフォラス海峡大橋の工事が本格化してきた。約1か月前に始まった工事では、橋が渡される予定であるベイコズ区ポイラズキョイとサルイェル区ガリプチェで工事の様が見てとれるようになった。

両岸ともに橋脚が据えられる予定の場所が発表された。橋脚が建てられる予定地は整備され、補強された。でこぼこの土地に一方から補強壁が作られて、もう一方は、技師たちが計測を進めている。軍事地区の中に位置するサルエルの建設現場に今日記者たちが初めて立ち入った。森の中から未舗装の道でたどり着いた建設現場は最近降った雨の影響により泥地となっていた。この様子にもかかわらず、工事は順調に進んでいるのが見て取れた。両岸の間の海には、2つの巨大なケーソン(橋梁の基礎)が設置されているのが目に入った。


ビナリ・ユルドゥルム交通・海運・通信大臣は、政府が2003年から今日まで継続して東部に向けて投資を行っていると述べた。ジハン通信社に語ったビナリ・ユルドゥルム大臣は、「テロが起こっていると言ってその地域の人々が不平等に扱われるのは良いことではない。我々は道路や空港を建設し、現在も建設している。病院や学校の建設計画がなされていた。通信事業に関する全プロジェクトは西部と変わらない程に実施された」と述べた。
東部地方にここ10年でなされた3京3000兆リラ(原文まま:訳者註2005年デノミネーション以前の投資額も含まれるため、このような金額になると思われる)の投資の三分の二が彼自身の省関連のものであったと明言したユルドゥルム大臣は、「ある程度規模を示す必要があるなら、分断されていた道路について、アンカラより西では3倍、東では10倍の工事を我々は実施した。何故なら地域にとって必要であり、立ち遅れていたからである。我々はこの立ち遅れを埋めるために、アンバランスな割合で工事を行った、また実施して良かったのである」というように語った。ユルドゥルム大臣は以下のように続けた。「テロの問題が解決するなら、国民はその地により安心して投資を行うであろう。人々は西部に移住せずにその地で生活し続けるであろう。このようにして国の東部も西部も同じように開発プロセスを成し遂げるであろう。我国は、統一や連帯、兄弟愛で充たされるであろう。

第3大橋の橋脚が工事中

ビナリ・ユルドゥルム大臣はイスタンブルのボスフォラス海峡に建設される予定の第3大橋の橋脚のための工事が始まったことを認めた。ユルドゥルム大臣は「ポイラズキョイとガリプチェの間における岩場の土地での工事が始まったと述べた。
財務省との間には一切の問題も存在しなかったと強調したユルドゥルム大臣は、「財務省の役目は予算を確保することであり、歳出と歳入のバランスをとることである」と述べた。ユルドゥルム大臣は、できる限りにおいてこれら(資金)をこれら投資のために用意してくれたメフメト・シムシェキ財務大臣に感謝した。

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( 翻訳者:齋藤洋輔 )
( 記事ID:29571 )