UAE(アラブ首長国連邦)経済連合によれば、対イラン制裁により、同国経済にも損害が生じている。また、対イラン制裁への追随を逡巡している国々との交渉にも支障をきたしているという。
ファールス通信がUAE国営サイトの発表として伝えているところによると、同国を代表する商業関係者らは、合衆国による対イラン制裁は、UAE経済にも損害を与えていると警告している。この問題は、アブダビでのアメリカ・UAE両国政府高官の会談で取り上げられた。
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この会談に出席したドバイの商業関係者アブドゥル・アズィーズ・アル・ガリールは、こう語った。
我々はイランの問題について、私的な会談も行った。UAEは、合衆国にとって17番目の主要貿易相手国である。我々はこの関係を重要視しており、国際的な制裁も尊重している。しかし、同時に、UAE経済界の利益も考慮されるべきである。
UAEを訪れていたアメリカ代表団のフェルナンデス[経済・通商担当の国務次官補]は、対イラン制裁への苦情に対して、返答しなかった。しかし、アメリカ・UAE両国の経済関係は極めて良好であり、さらに発展していくであろうと主張した。
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( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:29592 )