恥知らず!遺体のそばで魚釣り―ガラタ橋
2013年04月15日付 Cumhuriyet 紙


釣り人のジェヴデト・オズカン氏(53)は、毎朝「釣れますように」と言って通っていたガラタ橋にて心臓発作を起こし亡くなった。オズカン氏の遺体は倒れた場所でそのまま寝かせられていた一方、橋の上の釣り人たちは何事もなかったかのように魚釣りを続けていたとされている。

我々が得た情報によると、この出来事は今日お昼頃にガラタ橋で起きた。長年ガラタ橋で魚を釣っていたとされるジェヴデト・オズカン氏は、今朝も釣り道具一式を持ち、家を出た。昼ごろにガラタ橋へやってきたオズカン氏はそこで魚釣りを始めた。ようやく一匹の魚をバケツに入れることができたとき、心臓発作が彼を襲い、その場に倒れこんだ。
オズカン氏のことを最初に介抱したのは釣り仲間だった。現場にやって来た救急隊は、オズカン氏が息を引き取っていると判断した。ガラタ橋に来た警察も遺体を調べるために検察に連絡した。

ガラタ橋で起こった信じがたい光景はというと、この後始まった。オズカン氏は遺体袋に入れられ、長い間その場で寝かされていたが、橋の上の釣り人はいつも通りに釣りをし始めた。オズカン氏の釣り仲間は魚を釣り、観光客も遺体を写真に撮り始めた。そこにはオズカン氏が釣った魚と釣竿が残されていた。
ミリイェット紙によると、オズカン氏の釣り仲間であるハサン・エルデミル氏は以下のように述べた。「私はとても古くからの、20年来の友人です。心臓発作だったようです。私は今さっき来ました。彼が横たわっているところを見ました。ご冥福をお祈りします」

この出来事を目撃した他の釣りはというと、「私たちは魚を釣っていました。彼はそこに座っていましたが、突然崩れ落ちたのです。私は『ジェヴデトさん、どうしたのか』と言って救急車を呼びました」と話した。

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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:29687 )