盗掘未遂で爆発、死者4名
2013年04月19日付 Milliyet 紙


コンヤ県カラプナル郡の家屋の床で盗掘の際に爆発が起こり、4名が死亡、2名が負傷した。

盗掘が行われていたのは同郡のホタムシュ町にあるメフメト・イェミシュさんの日干し煉瓦の家で、発生した爆発とその後に起きた火災で4名が亡くなり2名が負傷した。

爆発と同時に家で発生した火災の後、ホタムシュ町とカラプナル町の消防チームが出動した。消火後の検証によりメフメト・イェミシュさんと娘のドナイ・イェミシュさん(10)、ジェンギス・アカンさん(33)とイスケンデル・ギュムシュソイさん(37)が亡くなったことが明らかになった。
負傷したアイシェギュル・イェミシュさん(16)とヤヴズ・ソゼンさん(33)は病院へ搬送されたと伝えられた。消火後に共和国検事の監督下で現場検証が行われ、盗掘のために家の床に深い穴が掘られていたことが分かった。爆発は、盗掘の際に使われた爆発性のタバコの吸い殻が落ちたことで発生したと推測されている。ホタムシュ町のメフメト・オズドール市長は、爆発で亡くなった人たちの遺体の損傷は個人を特定できないほど激しく、遺体は法医学協会に搬送されたと述べた。遺体をいつ埋葬するかはまだ決まっていないという。

■「地盤を柔らかくするために使った化学液体に火が付いた」

事故後に明らかになった情報によれば、家主のメフメト・イェミシュさんは、およそ1か月前に家の台所部分で掘削作業を始め、11メートルの深さまで掘り下げたが目的とするものは見つからなかった。イェミシュさんは、採掘を続け、固い地盤を柔らかくするために友人と共に入手した化学液体を使うことにした。液体に火がつくかどうかを調べるために、家でまず小さな容器で実験が行われた。小さな容器に入った液体には火が付き、火花が大きな容器の液体に飛び移った後、火災が発生して爆発した。

事故で亡くなったドナイ・イェミシュさんは、家でこれらの作業をしていた父親に水を持って行った際に爆発に巻き込まれ亡くなったことが分かった。負傷したアイシェヌル・イェミシュさんは、彼らにチャイを持っていくために家に近づいた際、爆発に巻き込まれた。負傷して救出されたという。アイシェヌルさんは体に火傷を負い、カラプナル国立病院で治療を受けているが命に別状はない。掘削に立ち会ったヤヴズ・ソゼンさんはメラム教育研究病院の集中治療室で治療が続いている。また、一緒に掘削していたバイラム・Tという人物は監察下におかれているという。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:29717 )