イラン税関で数百億トマーン規模の違法行為が発覚
2013年04月16日付 Mardomsalari 紙

 国会の「地方議会・内務委員会」の委員長は、イラン税関で数百億〔トマーン〕規模の違法行為が行われていたことが発覚したことを明らかにし、「12万台以上の中国製の携帯電話が公定外貨を使って〔違法に〕輸入されていた」と述べた。

 アミール・ホジャステ委員長はメフル通信とのインタビューで、地方議会・内務委員会内に経済腐敗撲滅部会が設置されたことを指摘した上で、「最近の調査で、この部会は国の税関で数百億〔トマーン〕規模の違法行為が行われていたと結論づけた」と語った。

 同委員長は次のように明かした。「数ヵ月前、鉱工業商業省傘下の某企業が、12万台のMP3機器(録音装置)を輸入するために発注登録をした。そんな折、エスファハーン州でこの荷物が入っているとされるコンテナが、治安維持軍の職員によって開けられるという出来事が偶然に起きた。すると、そこにはMP3機器の代わりに、なんと10万台以上の中国製携帯電話が輸入されていたことが判明したのである」。

 同氏は発注登録がなされていない商品の通関を許可したシャフリヤール税関の違法行為を指摘し、「携帯電話の輸入に関わって行われたもう一つの違法行為として指摘しておかねばならないのは、この輸入が〔医薬品など基本物資の輸入に用いられなければならないはずの〕公定外貨を用いて行われていたことである」と付け加えた。

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( 翻訳者:8410051 )
( 記事ID:29746 )