宗教的権威ら、大統領選についてコメント:原理派は立候補者を絞り込むべき
2013年04月18日付 Jam-e Jam 紙

 政治関係者や次期大統領選への立候補を予定している者たちの選挙活動が活発化している中、一部のマルジャエ・タグリード(シーア派の宗教的権威)やウラマーらはこの件についてさまざまにコメントしている。

 ファールス通信によると、アーヤトッラー・ヌーリー=ハメダーニーは昨日、自身のイスラーム法学の上級コースの授業の中で、国が抱えているセンシティブな状況について触れ、「複数の報道によると、大統領選に25名もの人物が立候補しようとしているとのことだ。イラン国民が政治的偉業の達成に向けて準備し〔※〕、また〔選挙への国民の〕最大限の参加を実現するための環境作りをする義務が全ての者にあるという状況下で、こんなに多くの者が立候補しては、〔世論は〕分裂してしまう」と述べた。

※訳注:ハーメネイー最高指導者が今年度(イラン暦)のスローガンとして、「政治的偉業と経済的偉業の年」を発表したことを念頭に置いている。

 マルジャエ・タグリードである同師は、「大統領選への立候補を考えている者たちは一度車座になって話し合いを行い、〔大統領として〕必要とされる資質がそろった人物一名をその中から選び出し、〔大統領選に〕擁立するべきだということを、この場で表明する」と続けた。

原理派から立候補する者は多くても2名で十分

 エスファハーンの金曜礼拝導師であるアーヤトッラー・セイエド・ユーソフ・タバータバーイーネジャードも昨日、アリーアクバル・ヴェラーヤティー氏との面会の中で、「原理派が一人の候補者でまとまるための方策を考えるべきだ。なぜなら、現在の流れが続けば、原理派にとって取り返しのつかない敗北が自らの手でもたらされてしまうからだ」と述べた。

 エスファハーン神学校校長を務めるアーヤトッラー・ホセイン・マザーヘリーもヴェラーヤティー氏との面会で、「原理派の候補者に求めたいのは、結束してもらいたい、ということである。結束できなければ敗北を喫してしまうだろう。この結束は、〔大統領選の〕正式な立候補受け付けが始まる前に作り出しておかねばならない」と述べた。

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( 翻訳者:8410097 )
( 記事ID:29756 )