大統領「あなた方が選挙で謀を企てても、国民がそれを水泡に帰してくれよう」
2013年04月25日付 Mardomsalari 紙

 第10期政権の大統領は、選挙に対して一部の党派が謀を企てていると指摘した上で、「何の問題もない。彼らに陰謀を企てさせておけば良い。謀を水泡に帰すのが国民の仕事だ」と述べた。

 ILNA(イラン労働通信)の報道によれば、アフマディーネジャード大統領は次のように述べた。

経済をめぐる一部の一過性の問題は、〔政権に対して〕悪意を抱く者たちによる謀に起因するものである。イラン国民は〔次期大統領選に〕後々に語り継がれるような伝説的参加を果たし、3千万から4千万の票を得た〔新たな〕大統領を選出することで、世界に自らの力を示すことになると、私は確信している。そして、彼らはあらゆる問題を自らにとって好ましい形で解決するだろう。

 大統領はさらに、次のように明言した。

革命の勝利とイスラーム共和国の樹立、そしてヴェラーヤト(イスラーム法学者の監督)体制の確立によって、たちどころに「アリーの国家」〔※初代イマーム・アリーの理想に基づく国家〕が樹立されると考え、心安らかにしている者たちが一部にいるが、しかし実際はそうではない。「アリーの国家」は、人々の絶えざる努力と、様々な賢明なる抵抗を必要とするのである。

 第10期大統領はさらに、次のように続けた。「最高指導者と政府がいて、それぞれが自らの仕事を遂行しているのだから、自分たちには他に何の義務もない、などと考えてはならない。『アリーの国家』の実現のためには、国民全員が〔国の政治・社会の〕状況に対して監視することが必要なのである」。

〔‥‥〕

 大統領は、いかなる者も国民に代わって意思決定をする権限が自分にはあるなどと考えてはならないと指摘した上で、「経済のあらゆる大動脈を自らの手に握りたいと考えている者たちがいるが、彼らは政治の領域でも同じようなことをしたがっている。彼らは最高指導者ですら、自らの独占的支配下にあるなどと言おうとしている。しかしながら、最高指導者は7千5百万人のイラン人のものなのだ」と述べた。

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( 翻訳者:3413001 )
( 記事ID:29767 )