「撤退」の一方で、対PKK対策ダム完成まじか
2013年04月29日付 Radikal 紙


シュルナクとハッキャーリでPKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)メンバーの通行ルートを遮断するために5年前に始められた11基のダム工事が続いている。シュルナクの「ウルデレ」ダムの工事が完成し、注水が開始された。

アブドゥッラー・オジャランの呼びかけと在カンディル(イラク北部)PKKメンバーの通達により、トルコ領内のPKKメンバーは5月8日に国外退去を始めることが期待される一方、PKKメンバーの北イラクとトルコの間の通行回廊を遮断するためのダム建設は急ピッチで進められている。

PKKメンバーの国境地域の移動ルート上への建設を5年前に始めた11基のダムのうち、シュルナク県のウルデレダム工事が完了した。フラト通信社(ANF)の現地からの報道によれば、ダムで注水が始められた。

ウルデレ郡とギュルヤズ村の間の境界線で建設が計画されたダム建設は地盤のずれにより不許可になったが、バルル、ムサ・テペ、チェティン・テペダム工事は二年前に完成するよう計画されていた。

しかし、PKKの活動と入札で生じた問題により、(上記の)3つのダムの工事が一時的に中断された。

シュルナク地域で2008年に建設が開始され、2億700万トルコリラ(約112億円)のコストが推定されるダムの安全は、ダムの近隣に設立された村落防衛隊が担当し、一方、ダムの下に沈む道の代わりに、シュルナクーウルデレ間の丘に道路を建設する作業が集中的に続けられている。

PKKの在カンディルの指導者カラユランは、報道機関に行った会見で、撤退(国外退去)は5月8日に開始する予定で、組織の構成員は武装して(トルコ領)に入ったように、自身が知っているルートを使って撤退することを発表した。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:29806 )