サウジアラビア:デンマークに対し不買運動の経験を忘れぬよう求める
2013年04月30日付 al-Hayat 紙


■サウジのビジネスマン、デンマークに対し不買運動の経験を忘れぬよう求める

【リヤード:ファハド・アル=ムールキー】

2013年4月30日『アル=ハヤート』

サウジ商工会議所の会頭であるアブドゥッラー・アル=マブティー氏はデンマークの経済使節団に対し、デンマーク製品の不買運動が繰り返されぬよう、この経験を忘れないことを求め、この不買運動がサウジとイスラーム諸国にとっては正当な姿勢であったこと、デンマークがこれにより十分な教訓を得たと考えていることを確認した。

アル=マブティー氏は昨日(29日)ビヤ・オルセン貿易・投資大臣が団長を務めるデンマーク経済使節団とリヤードのサウジ商工会議所で会談を行った。その直後の新聞声明にて、デンマークの優良な産業がサウジに定着することについてデンマークと討議していることを説明しつつ「デンマークのビジネスマンは侮辱的な絵に対し快く思っていない。そして、同様の事態を再び繰り返さないことの必要性を、会談中に確認した」と語った。

以前デンマークの新聞ユランズ・ポステン紙は、預言者ムハンマドを描いた12枚の侮蔑的な風刺画を掲載しデンマーク国内外のイスラーム教徒の怒りを買い、サウジアラビア及びイスラーム諸国で、大規模なデンマーク製品の不買運動が広がった。

アル=マブティー氏はさらに、サウジ貿易産業省が世界的企業とともに、サウジの商業会議所全体を発展させるため計画を持っていることと、より良く、より迅速に関係を形成するために商工会議所がその計画の中に組み込まれていることを付け加えた。現在彼らはそれを検討している段階にあり、同省の内部チームが結成されたが、この検討が終了した際には、その仕組みと目的が公開されるという。

(後略)

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:榎本飛鳥 )
( 記事ID:29812 )