司法権長官「イランには政治的な処刑など断じて存在しない」(下)
2013年04月25日付 Mardomsalari 紙
アーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニーは、アメリカが人権という概念を道具的に用いていることに遺憾の意を示した上で、イラン次期大統領選挙の実施に対してアメリカが疑問を投げかけていることに触れ、次のように述べた。
アメリカ国務省は報告書のなかで、イランは選挙実施を妨げており、この国では民主的な形での政権交代が阻害されていると指摘している。こうした主張の一方で、実際にはイランではほぼ毎年、選挙が実施されており、また西洋諸国の主張に反して、ここ数年、いかなる政治集団・党派も政権を手に入れることが可能となっているのだ。〔‥‥〕他方、西洋が支持する一部の国では、これまで一度たりとも選挙が行われたためしがない。にもかかわらず、彼らは依然としてアメリカの支援の下にいるのである。
アーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニーは、「イスラーム共和国体制での選挙は常に自由である」と強調し、さらに「おかげさまで、今回も〔=2013年大統領選挙でも〕国民ならびに各党派は活気に満ちた状態で選挙に参加するだろう。そして完璧なる見識によって、新たなる政治的伝説〔※〕を創り上げるだろう」と語った。
※訳注:ハーメネイー最高指導者が今年のスローガンを、「政治的偉業(伝説)と経済的偉業(伝説)の年」としたことを念頭に置いている。
司法権長官は「行動で示された法に対する服従」こそ、すべての大統領候補者とその支持者にとって〔その者の立候補資格が認められるため〕の最も基本的な条件であるとした上で、「各党派にとって意中の候補者を〔国民に〕押し付ける行為は法に抵触するものであり、一種の強欲である。護憲評議会はこうした強欲すべてに対して、必ずや立ち向かうことになるだろう」と述べた。
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( 翻訳者:8410051 )
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