エルドアン首相、日本の安倍首相と共同記者会見「ぜひオリンピックから辞退を!」
2013年05月03日付 Milliyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、2020年オリンピックに関し、日本がトルコのライバルであるとのべ、「東京はオリンピックについて日本のライバルのように思われますが、日本の首相に「辞退してください」といいました。「このオリンピックは我々がやります」といいました。東京都知事に指示してくれるでしょう」と述べた。

エルドアン首相は、日本の首相との共同記者会見での発言で、東京とイスタンブルが2020年オリンピックのライバルであるとのべ、「東京はオリンピックについて日本のライバルのように思われています。しかし、私は、(安倍)首相に、あなた方は一度オリンピックをなさったのですから、このオリンピックからは身をひいてください。今回は我々がやりますよ」と述べた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相と日本の安倍首相は、首脳会談のあとで共同記者会見をひらいた。二人の首相は、トルコと日本の間での戦略的パートナーの構築に関する声明と、すでに調印されている原子力についての協力協定を確かなものにするための声明に調印した。エルドアン首相は、日本の首相と戦略的パートナー協定を調印したことを発表し両政府間で原子力発電所の建設に関する一歩を踏み出したと述べた。この一歩が大変重要なものであると述べたエルドアン首相は、「ご存じのようにメルスィン・アククユにはロシアと建設している原子力発電所がある。今、日本の三菱と、アレヴァ社が参加する一歩により、トルコと日本の間にも、新しい一歩を踏み出したことになる。このことは、たいへん格別の興奮を、ここ(トルコ)でもうみだすことになるだろう。このふたつの原子力発電所により、新しい一歩をまたふみだすことになる。それは、第三の原子力発電所のための、トルコの技術者の経験、蓄積、さらに経済的取組みの一歩となる。このように、第三の原子力発電所への一歩を踏み出したことにもなるのだ」と述べた。
(中略)

■安倍首相、「日本国民にオリンピックを味わってもらいたいと思っている」

日本の安倍首相は、エルドアン首相のオリンピックについての発言に外交的な言い方で「ノー」といった。東京がイスタンブル同様、2020年オリンピックの候補であるとのべた日本の首相は、「「日本国民にオリンピックを味わってもらいたいと思っている。もしトルコが獲得したら、私は祝福したい。日本が選ばれたら、みなさんにも祝ってもらいたいと願っている」と述べた。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:29851 )