シャンルウルファのアクチャカレ国境門で、シリアからの難民と治安部隊の間で発生した事件により警官1人が死亡した。この事件に関する取り調べは続いている。
難民キャンプ調整担当官のヴェイセル・ダルマズ氏は、国境門の閉鎖を発表した。同氏は国境門は今後の状況に応じて新たに調整が行われるだろうと述べ、事件を起こした犯人を特定したと話した。
シリア難民のために作られた難民キャンプの調整担当官であるヴェイセル・ダルマズ氏は、アクチャカレ国境門で先週の水曜日に警官1人が死亡し、11人が負傷した事件に関して、当紙の取材を受けた。国境門の閉鎖を告げたダルマズ氏は、事件を起こした犯人を特定したと述べた。ヴェイセル・ダルマズ氏は、「事件を起こした犯人を特定する映像がある。司法当局はこれを必ず明らかにするだろう。現在は、すべての捜査が終了していないため捜査に関することはお話しできない。」と述べた。シリアとトルコの間の友好関係は挑発行為によって壊されるものではないことを強調したダルマズ氏は、皆に分別を持つように呼びかけた。
事件を挑発として認識しているダルマズ氏は、シリア側において事件を歪曲しようとしている様々なグループの存在に言及した。「誰も暴動を引き起こしたりしないように」という警告を発したヴェイセル・ダルマズ氏は、「不幸にもシリアでは騒乱が起きている。この騒乱が起こっている時に、残念ながら多くの異なるグループが、様々な意図を持って活動しているのを私たちは知っている。これは同時にわが国にも飛び火しうるものである。誰もこのような暴動を引き起こさないように。事件には、落ち着いて理性的に対応しなければならないと伝えている」と話した。
1人の警官が亡くなった事件を厳しい口調で批判した調整担当官は、「事件は理解されるべきものでは全くない、犯人たちは厳しく処罰されるべきである。他方で、無鉄砲な振る舞いは一刻も早くやめるべきである」と述べ、事件の責任は必ず追及されると話した。
事件による緊張状態から、1日に千人が通過するアクチャカレ国境門の閉鎖を決定したダルマズ氏は、「対策として問題のある国境門を閉鎖するという決定をした。国境門がいつ開門されるかは明らかではない。今後、国境整備に関する措置が検討されるだろう」と話した。ダルマズ氏は最近の国境と難民キャンプでの諸問題は、新しい対策によって解決されるだろうと付け加えた。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:29874 )