革命最高指導者「アメリカ・ボストンの事件も含め、いかなるテロも非難する」
2013年04月18日付 Mardomsalari 紙

「国軍はいかなる試練にも誇り高く立ち向かうだろう」

 イスラーム革命最高指導者のハーメネイー全軍総司令官は、イラン・イスラーム共和国軍について、〔イラン国民の〕誇りの源であり、また率先して行動を起こす精神に満ちた、経験豊富で信仰厚き、知的な人民軍であると述べた。同師はまた、アメリカ率いる抑圧戦線の非合理性について触れ、「今日、西洋文明は多くの矛盾や非論理性、暴虐性、そして人道的原則に対する無視のために、滅亡と崩壊に直面している」と述べた。

 ISNA(イラン学生通信)によると、アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨日(水曜日)の正午、「国軍の日」に当たるファルヴァルディーン月29日〔※西暦2013年4月18日〕を前に司令官らと面会し、〔…〕世界各国の軍隊と比較した場合に見えてくるイラン軍の特異なあり方について触れ、次のように述べた。「国軍および革命防衛隊、そしてバスィージは、新たな文化と方向性を世界に示した。それは、世界の多くの国の軍隊が持つ植民地主義的かつ覇権主義的な方向性に対して、新たなモデルとなっている」。

 ハーメネイー師は、アメリカをはじめとする抑圧戦線の軍の覇権主義的精神について、「これらの軍隊は、どの地域に駐留しても、道徳的退廃や人々への圧政、そして虐殺の元凶となっている」と指摘した。

 イスラーム革命最高指導者はさらに、大量殺戮兵器を非難するアメリカ当局の主張について触れ、「こうした主張とは反対に、アメリカの無人航空機は、アフガニスタンやパキスタンで、女子供をはじめ罪なき人々を殺戮している。さらにイラクやシリアでは、アメリカから表だって、もしくは秘密裏に支援を受けているテロリストらが人々を殺しているのだ」と続けた。

 最高指導者はアメリカの矛盾した物言いについて、「アメリカや人権擁護を唱える国々は、パキスタンやアフガニスタン、イラク、シリアといった国々での罪なき人々の殺戮に関しては口を閉ざしているが、アメリカで爆破事件が少しばかり起きると、全世界を騒ぎに巻き込むのである」と述べた。

 同師はまた、「イラン・イスラーム共和国は、イスラームの教えに従い、アメリカのボストンであれ、パキスタンやアフガニスタン、イラク、シリアであれ、あらゆる爆破行為や罪なき人々の殺戮に反対であり、それらを非難する」と述べた。

 革命最高指導者は、さらに次のように続けた。「罪なき人々の殺戮に対するアメリカや人権擁護を訴える国々の行動は矛盾したものである。そのことからも、我々は、アメリカや我が国に相対している国々が非論理的であると考えている。こうした矛盾や非論理性、暴虐性、そして人道的原則に対する無視のために、西洋文明は滅亡と崩壊に直面しているのだ」。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、「アフガニスタンやパキスタンではアメリカによって女子供が殺され、イラクやシリアではアメリカや西洋諸国、シオニストらの支援を受けたテロリストが惨劇を起こしても問題にはならないのに、アメリカや西洋諸国で爆破事件が起これば、その代償を全世界が負わなければならない。これはいったいどのような論理によるものなのか」と述べた。

 同師はさらに、「自らを他国とは異なる特別な存在としてみなしているアメリカ並びに西洋の精神および思想が、日々進行する彼らの滅亡と衰退の要因なのである」と続けた。

 ハーメネイー最高指導者はイスラーム共和国体制を支配している道理に適った思想について触れ、「こうした道理に適った思想こそ、永遠かつ奥深き文明の基礎となるものなのである」と述べた。

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( 翻訳者:8409119 )
( 記事ID:29889 )