ダヴトオール外相「対シリア門戸開放政策は続ける」―レイハンル・テロ後
2013年05月12日付 Hurriyet 紙

アフメト・ダヴトオール外務大臣は、レイハンル郡で発生した爆破テロののち、取り急ぎNATOに支援を要請する必要はないとし、「大統領と内務大臣と話しあったが、会議を開いてから今後の方針を発表する」と論評した。

ダヴトオール外務大臣は、ドイツ訪問の際に同行した特派員たちとともに、ベルリンのトルコ大使館で集った。ダヴトオール外務大臣はハタイ県で発生したテロについて、次のようなメッセージを発表した。

■トルコに影響せず

「シリアで発生した事案の影響を、トルコ国内にも伝播させようという挑発的な事件が過去にありました。トルコはいかなる措置を取るかを自ら決めます。緊張状態が地域での展開を通じてトルコに反映するというわけではないのです。このテロ事件は難民たちによって引き起こされたものです。トルコが誤った政策をとっていると見せようとする人物たちが、率直に申し上げて、人道にもとる行為をしています。トルコ国民を、無防備な難民に向け扇動しようとする者たちが、明確な司令所のために奉仕しているのです。

■主犯たちは捕まる

このテロの主犯たちに償いをさせます。それが誰であろうとです。それがどんな理由であってもです。トルコを、この問題で自らに引き込もうとする人たちがいました。私たちはシリア国民に支援をしましたが、この事件はシリア-トルコ間で始まったものではありません。シリア国民と、彼らを苦しめる政府の間に起こったものです。ズルヴェギョズの検問所が爆弾テロでは犯人が突き止められ、発見され、逮捕されました。何の問題を残すこともありませんでした。今回の事件でも主犯たちは逮捕されます。国内、国外いずれに関わりがあっても捕まります。トルコの門戸開放政策は続行します。

■イランにメッセージ

テロ発生後、イラン、ギリシャ、エジプトの外務大臣が[こちらに]連絡してきた。トルコはシリア政府の支援国に常に警告をしてきた。人殺しを犯す者と同列にならないでいただきたいと。今後も呼びかけ続けます。

■危険を引き受けた

レイハンルのような事案は公正かつ迅速な解決がなるべく早期に実現されるべきである。今後、接触や外交的圧力を増し続ける。トルコは難民支援を引き受けたのであって、何人もテロや安全上の危険を引き受けたものと思わないでいただきたい。

■国外で血液検査

シリアで国民に向け化学兵器を使用された件について調査が続いている。結果がまだ出ておらず、トルコ以外の国でもさらなる検査が行われるだろう。

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( 翻訳者:山本涼子 )
( 記事ID:29933 )