ハータミー「ハーシェミーこそ最高の選択肢」
2013年05月11日付 Mardomsalari 紙

 〔元大統領の〕セイエド・モハンマド・ハータミーは「ハーシェミー〔=ラフサンジャーニー〕師の立場は明らかである。実際にも、彼はここ数年、弱い立場に置かれてきた。彼はあらゆる分野での発展と、国家と国民が直面する問題の解決に向けて動くことのできる人物であり、神の思し召しがあれば、〔彼が大統領になれば〕政治的・文化的雰囲気もより解放的なものとなるだろう。上層部と協調することで、〔最高指導者をはじめとする国の有力者らと衝突する〕危険性を押さえることも、彼には可能だ」と述べた。

 イラン労働通信の報道によると、セイエド・モハンマド・ハータミーはキャマール・ハッラーズィー元外相の義父のお別れ式が行われている傍らで、記者団に対し、アーヤトッラー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーが大統領選への立候補を最終的に決断することに期待を表明した。

 同師はさらに、「私は体制を助け、国民が直面する諸問題の解決に資することのできる最高の人物こそ、ハーシェミー師だと思っている」と付け加えた。

 ハータミー元大統領はその上で、「もちろん、私は全てのことについて、よく存じている。しかし現状において最高の選択肢はハーシェミー師だと思う」と明言した。

 同師はまた、学生らとの面会の中で、「ハーシェミー師は出馬の用意があることを表明していた。この決断が実際のものになることを、私は期待している」と言明した。

 同師はさらに、「アーヤトッラー・ハーシェミーは国民からの人気も高い。もしこれ〔ラフサンジャーニーの出馬〕が本当のことになれば、国民のためにも、指導部・体制のためにも、さまざまな〔政治〕グループのためにもなる。それゆえ、全員が理解を深め合い、誤解を取り除くにはどうしたらよいのかについて考えることが必要だ。もしそうなれば、国、体制、そして国民が真の勝者となるだろう。私が期待しているのは、そういう状況である」と付け加えた。


(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:29949 )