世界各地のチェルケス人、過去の虐殺・追放に抗議
2013年05月19日付 Radikal 紙


イスタンブル、ニューヨーク、ヨルダンに集まったチェルケス人は、虐殺を知ってもらうことを望み、ソチでの冬季五輪開催に抗議した。

チェルケス人が受けたカフカスからの追放と、残虐行為の149周年にあたり、「5月21日プラットフォーム」のメンバーは、ロシア連邦大使館の前に集まり、プラカードを掲げて抗議デモを行った。2009年から今まで「5月21日」の傘のもと集まったチェルケス人組織は、今年も虐殺の象徴とされているソチでの冬季五輪の開催に反対し集まった。統一カフカス協会(トルコ)、チェルケス文化研究所(アメリカ)、チェルケス民族主義者運動(ヨルダン)、エスキシェヒル北カフカス文化団結協会青年委員会、ハンブルク・チェルケス協会(ドイツ)、IKKD青年(トルコ)、ジネプス紙(トルコ)、カフカス・フォーラム(トルコ)、カフカス基金(トルコ)、北カフカスのための公正グループ(ヨルダン)、ULUKAF(トルコ)、国際チェルケス評議会(アメリカ)の呼びかけで実現した抗議デモは、 オダクレで始まった。

■オリンピックは望まない

ここからロシア大使館の前に来た活動家らは「殺人者のロシアはカフカスから消えろ」、「現場に集まり、虐殺を直視しろ」、「虐殺はお前たちの、抵抗は我々のものだ」、「ソチでのオリンピックは望まない」といったスローガンを叫んだ。
デモ集団を代表して会見を行ったフェフミ・アイブルト氏は、「今年は以前と比べて我々の声はより大きい。諸民族の高揚がみられた時代に、消滅することを強いられたチェルケシアの、最も大きな虐殺が行われたクバアダ谷で来年、虐殺150周年の年に、ソチ五輪が行われる。五輪委員会は、守る責任のある五輪の価値をもう一度踏みにじるプロセスを歩み始めた」と話した。デモ参加者は持ってきた五輪の輪をロシア大使館の壁に置き、何事もなく解散した。会見は同時にベルリン、 ニューヨーク、ヨルダンでも行われた。

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:30020 )