テヘラン市環境本部長「テヘラン市は深刻な環境問題に直面している」
2013年05月14日付 Mardomsalari 紙

 テヘラン市環境・持続的発展本部の本部長は、テヘラン市は深刻な環境問題に直面していると指摘し、「われわれが直面している問題の中で最も具体的に感じられるものとして、大気汚染の問題がある。この抑制にとって、植林活動の推進が極めて重要な役割を果たすだろう」と述べた。

 ヘイダルザーデ本部長は、テヘラン市が抱えるもう一つの重要課題として、〔市民の〕レジャーをめぐる問題があると指摘し、「大都市での生活スタイルのために、人は自然から離れてしまっている。それゆえ、自然公園を造設することがテヘラン市政の優先事項のひとつとなっている」と述べた。

 同氏は、環境保護は我々の宗教的、歴史的伝統であると強調し、「国民的な日であるノウルーズ〔イラン暦の元日〕は、先人たちの文化を守り、それに従わなければならないことを想起させてくれる日である」と付け加えた。

 テヘラン市環境本部長はさらに「3月21日は国連総会によって、ノウルーズ・ナショナル・デーとして認められた。〔イランではノウルーズは〕休日であるため、それを祝うための式典はオルディーべへシュト月〔4月21日〜〕に開かれている。来年以降、ノウルーズが祝われている国々の大使も、この式典に参加して頂ければと思っている」と語った。

 ヘイダルザーデ氏は、「国連事務局の協力でこの記念式典がテヘラン市内で行われるようになって、今年で3年目になる」と続けた。

 同氏は、テヘラン市の緑地拡大こそ市の最優先課題の一つであると強調した上で、「このことはここ数年、テヘラン市の環境改善に大きな影響を与えている」とした。

 同氏はまた、テヘラン市の緑地拡大のために、ここ数年で数百万本の木が植えられたと指摘した上で、「残念ながら、我が国の当局者の怠慢が原因で、われわれの文化の多くが、今や他の国によって他人の名前で〔ユネスコに〕登録されてしまっている」と述べた。

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( 翻訳者:8411062 )
( 記事ID:30049 )